ややこしいことはやめなさい! | 繁盛店をつくる人材育成の方法

ややこしいことはやめなさい!


■ 景品をどうするか?

さて、まずは簡単に前回の要点だけ確認しておきますね。

ある日、幼稚園のPTAの仕事で夏祭りのイベントを準備中の、うちの嫁さんからこんな相談を受けました。
うちの嫁さんは夏祭りので店でくじ引き担当です。


○ くじと景品は男の子用150個、女の子用150個。

○ くじの販売は「前売りのチケット」と、「当日の現金売り」があります。

○ でも、「当日の現金売り」で販売予定数全部を売り切ってしまうと、

現金売りより後で来た、前売りのチケットを持っている子が、男の子用、女の子用、自分の欲しい方のくじを引けなくなってしまう可能性があります。

※前売りで男の子用を買っていても当日「妹のために」などと言って、女の子用のくじを引く・・・。こんなことがあるので。


○ 幼稚園のイベントですから、儲けたいわけではないので、景品はかなりお得なものです、残るのももったいない。

○ また、当然、幼稚園の経費もかかっているので、無駄に景品が残るのも気がひけます。


■ さて、あなたが私ならなんと答えますか?


というのが前回のお話でしたね。

あなたはどんな答えを出しましたか?


私が出した答えは・・・・

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「 ややこしいことはやめておきな! 」


これでした。

もう少し具体的に説明しますね。


「ややこしいことはやめておく」


それはつまり、

「 当日「現金売り」は、予定数からかなり余裕をもったところで、販売終了にしなさい。 」 

ということ。



あ、

いまあなた、

「 え?そうしたら景品余っちゃうんじゃない? 」とか、

「 景品残ってるのに、『売り切れです』なんていったら、買いにきた子がかわいそうじゃない? 」

なんて思ってます?


確かにそうですよね。


・せっかく用意した景品が余るのはいいことではないでしょう。

・景品が余っているのに、「 売り切れです 」というのは、心が痛むでしょう。


何か工夫をしていけば、きちんと用意した景品の数全部を売り切ることもできるかもしれません。



でもね、ちょっと考えてみてください。






「 それで、「前売りチケット買ってずっと期待していた子」をがっかりさせてもいいの? 」




■ 冷静に考えてみてください

「 景品が余る 」

というのは販売側の勝手な都合です。
お客さんには関係ありません。


「「 売り切れです 」と当日買いに来て断わられる」
というのも、そのお客さん自身が自分の都合を優先した結果です。

前売りチケットを買うこともできたわけですし、
もっと早めにくじを買いに来ることもできたわけですからね。


逆に「前売りチケットを買ってくれたお客さん」というのは、
それだけ、お店の都合にわざわざ合わせてくれているわけです。

また、「当日現金売りでも早めに買いに来てくれたお客さん」
というのも同じです。


要するに、

「 前売りチケットを買ってくれたお客さん 」
「 当日早目に買いに来てくれたお客さん 」

というのは、それだけ期待してくれているってことなんですよね。



■ ちょっと想像してみてください。

「 絶対に夏祭りではくじ引きするんだ!! 」と、
夏祭りの前からずっと楽しみにしてくれている子供の姿を。

ワクワクしながら、夏祭りの日を指折り数えて待っている子供の姿を。

そして、

「 絶対にまず最初にくじ引きのお店に行くんだ!! 」
と楽しそうに言いながら夏祭りの会場にやってきた子供の姿を。


そりゃあ、そんな子は大事にしてあげなきゃいけないでしょう?


それだけ楽しみにして待っていてくれた子供に、

「 ごめんなさい、当日たまたまその気になって買いに来てくれた子に売っちゃったから、あなたの引きたいくじは
もうないの。 」

なんて、あなたは言うんですか?


要するに、

「 何とかして当日全部のくじを売り切ってしまおう! 」

ということは、そういうリスクを大きくするということ以外の何物でもないんですよね。


ましてや、当日限りのイベントで、なれない素人が商売するわけです。
なにかトラブルやアクシデントが起こる可能性は非常に高いわけですから、それはなおさらです。

ややこしいことなんてできるわけありません。


そんなことに気を取られるくらいなら、
くじを引いて帰る子に、

「 よかったね~。これは○○で○○なんだよ~。 」
「 楽しく使ってね~♪ 」

って一言かけてあげることのほうがよほど大事だとは思いませんか?



あとね、

「 景品が残ること 」

これも、実はたいした問題じゃないんですよ。


問題なのは、

「 だ れ も ほ し い と 思 わ な い よ う な 景品がのこること 」

これなんですよね。

みんながほしいと思うような景品が多少残ったところで、

「 じゃあ、景品が残ったのでみんなでじゃんけん大会をしまーす♪ 」
「 今日はお手伝いありがとうございました、これは心ばかりの粗品でーす♪ 」

でもいいんですよ。
喜んでもらってくれる人はいくらでもいるでしょ?


もちろん、次のイベントに、繰り越してもいいわけです。


景品が残ったらどうしよう・・・・ということ以前に、



「 魅力のない景品を用意すること 」



それが問題なんですね。





■ ところで・・・

あなたのお店でも

・ 忙しい時に自分の都合を優先させて来たお客さん 

これを捌くことに気を取られて、

・ わざわざ予約を入れてくれていたお客さん
・ わざわざ遠方から来てくれたお客さん
・ いつもお店を利用してくれている常連さん
・ 高額の商品やサービスを利用してくれているお客さん
・ あなたのことをいつも気遣ってくれる優しいお客さん

そして、なにより、

・ あなたの仕事を楽しくさせてくれるお客さん

こんなお客さんをがっかりさせるような仕事をしていませんか?


逆にそんなお客さんを特別扱いしてあげれば、
そりゃ喜んでくれます。

あなたの仕事も楽しくなりますよ。


ぜひ、そんなお客さんに「プラスワン」で何ができるか
この機会に考えてみてくださいね。