6年以上の調査研究を行った自治体が認めたEM(EM菌・有用微生物)の農産物や環境浄化への効果 | EM(有用微生物)の力で子供達に未来を!

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安全、安心、安価で、誰にでも増やせ、どこにでも活用できるEM微生物。

ネット上に集まる様々な情報を集めていきます。

EM 活用による環境浄化~協働のまちづくり推進事業~
http://www.soumu.go.jp/main_content/000039131.pdf

1 取り組みに至る背景
当町では、基幹産業のりんご栽培を主とする農業の振興を図るために、EM(有用微生物群)を活用した農業の可能性について平成 13 年度から調査研究を行ってきた。その結果、EM 農法による農産物は非常に高品質であること、また、EM は地域の環境浄化にも絶大な効果があることを確信した。そこで、これまで試験的に行ってきた本事業を官民協働で全町的に行うこととした。

2 事業内容(目的・目標・方策)
事業の目的は、農業の振興と地域の環境浄化である。
EM の活用で不可欠な EM 活性液は、種菌を培養することで千倍以上に増やすことができるが、全町的に使うためには大量に培養する装置と保管するタンクが必要である。そこで、行政が EM を培養し、町民がいつでも使用できる体制をとった。設備方法としては、町内の中心部に培養装置を設置し培養し、培養したものを入れた保管タンクを各地区の小学校 4 校へ配置し、地域住民が利用しやすい体制とした。同時に、行政においても「EM 活用庁内推進体制」を確立し、目的達成のため各分野で積極的に EM を活用していくことにした。

3 施策の開始前に想定した事業効果
EM は天然の生き物なので、使いすぎても害になることもなく、使えば使うほどその効果が明確になる。官民協働体制により全町的に EM を活用することで、
① EM 農法による安心安全で高品質な農産物の生産
町内の環境浄化
③ 各家庭の生活環境浄化
④ 住民の社会参画意識の向上
⑤ 環境学習による情操教育の推進

などの事業効果が期待された。

4 導入にあたり工夫・苦労した点、課題、対処法など
EM タンクの設置場所を検討した際に、町民の方が利用しやすい位置で、なおかつ防犯上、安全上に配慮した箇所を選定するのに時間を要した。また、EM についてもっと理解を深めてもらい、今まで以上に利用者を増やすためには、今後も EM についてさらに周知していく必要がある。

5 現在の成果・実績、今後の展開など
行政が EM 活性液を製造し、住民が無料で EM を使用できる体制づくりについては、町広報紙での EM 特集や町内回覧板、各種 EM 講習会などで事前に周知していたので、事業開始直後から多くの住民がもらいにきており、問い合わせも数多くあった
住民がいつでも EM をもらいにきて、自由に使用できる環境を整えた結果、以前から EM を使用している人が、EM を使ったことがない近所の人を誘ってもらいにくるようになり、各家庭でのEM の使用のほか、地域のために自主的に EM を散布するなどの環境美化活動も行うようになった。
各町内会単位でも側溝や廃堰に散布するためにもらいにきている。また、住民に EM を提供するタンクの設置場所が各小学校ということもあり、各小学校で校内の清掃や花壇への散布、給食室グリストラップなどにも使用し効果を確認していた。
今回は、住民から何とかしてほしいと要望が多かった水路の悪臭などに対する効果も顕著であったことから、その有効性が周知され、地域住民の定期的な活動につながった。平成 21 年度に入ってからは、昨年の同時期にくらべて使用者が増加している。
環境浄化のために今後も継続して EM を使用してもらえるように、また、EM 利用者が固定化しないようにも、町広報紙や町内回覧板などによる定期的、積極的な利用促進を図っていきたい。
町では、本事業を生かすためにも、今後も独自で EM による環境浄化と EM 農法の普及を推進し、環境にやさしい循環型農村づくりをめざす。