少子化による学校経営の危機が叫ばれる中で、この10年、異常な現象を余儀なくされている学校がある。
学校基本調査によると、私立短大は1996年度の502校をピークに減り続け、今年度は420校。日本私立学校振興・共済事業団によると、94年度までは2~3%の学校が定員割れしていた程度だったが、今年度は51.7%。
その最大の理由は、少子化のみならず短大の位置づけと価値が完全に生徒・保護者から意味をなさないと認識されたことにある。
この危機感に柔軟に対応した短大は、顧客ニーズのある4年制大学や資格取得(美容師・介護福祉)を中心とした専門学校化へと変貌している。
一方、有名私大は、企業からの研究者養成やリーダー養成に応えるべく、小-中-高-大の一貫校を目指し巨大化していく。こういった流れの先にあるものは一体何だろう。
研究開発者・企画開発者などグローバルな世界で活躍できる人材、かたや資格取得・専門技術をもって活躍する人材・・・・・。じつに見事な振り分けが、目に見えない資本の巨大化とともに進行している。
*参考資料:数値は、2007年2月9日 読売新聞 より