デカン高原のきらめきと君と
灼熱の台地も
日が傾き
頬を撫でる風が
急に涼しくなる。
西ゴート山脈に沈む
夕日を見たくて
小高い丘に立ってみた。
遠くに積乱雲が見え
稲光も小さく見える。
デカン高原のスケールの大きさに
気持ちがつつまれていく。
インドで自分が好きな瞬間だ。
日が沈み
闇夜につつまれてきたあと
もう一度丘に佇んでいると
君が人懐こい笑顔を浮かべ近づいてきたね。
アメリカで暮らす君は
ふつうの日本人にはない陽気さが
ありいつも僕に話かけてきて。
元プロスポーツ選手の君は
大きな手で握手を求めてくる。
遠くで風に吹かれてぼんやりしている
僕に気づくと小走りに駆け寄ってきて、
日焼けした肌に白い歯がまぶしい。
闇の中で煌々と光る建築中の工場が
なにか宇宙基地のようで現実感がとぼしくなる
独特の美しさ。
しっかりした自分の考え、夢をもち
アメリカでくらし、インドでも働く君に
共鳴するものがある。
似た者同士で惹かれあい
化学作用のような感覚で
お互いをいいと思うのかもしれない。
インドでの出会いは忘れがたいものと
なるだろう。
