今年2月6日にインコ仲間さんにお譲りして

2月23日にインコ仲間さんのお家から迷子になってしまった

ゴンちゃん改めチョビちゃんが、

なんと、今日無事にインコ仲間さんのお家に

戻られたというご報告をいただきました!!

奇跡です!!

 

今日は(サザナミとは関係ありませんが)

私たち夫婦の7年目の結婚記念日でもあり

メールが来たときはちょうど、幼稚園の懇談の

順番待ちで幼稚園にいたのですが

あまりにも嬉しくて思わず泣きそうになりました。

 

 

 

・・・・。

 

お譲りするときも、双方色んな事情や思いがあり

私はといえばお渡し後の最初の1週間はドキドキしたり

悲しくなったり、恋しくなったり、そんな日々が過ぎた頃

迷子になってしまったと聞き、

それからの長い月日の中で

色々考えては、無意味に終わりを繰り返し

色んな鳥友さんから色んなご意見をいただき、

時に怒りも混じり、

時に悲しみも混じり、

時に冷淡になってみたり

色々な思いを繰り返し、繰り返し・・・

最終的に「もう死んでいるから」と自分に念じ、

考えないようにする時間を作ることに必死でした。

 

あんなにも、冷たい雨が、日没が、憎かった日はありません。

 

でも、何ヶ月経っても「どこかできっと生きてるよ」と

期待はしない、願掛けはせずに、

そっと心の中で時々呟くくらいで・・・・

「なんとなくだけど、生きているかもしれない」

という気持ちが自分の中で芽生えても

「それは私の願望からくる思いだ!」と跳ね除けたり

「そうだったら良いな・・・」と思ったり・・・・・・。

 

 

ネットを見ると、迷子になったインコちゃんが

何ヶ月も経って無事にお家に戻られたという

報告も見かけたりして、

「チョビちゃんはまだ戻らない、まだ戻らない・・・」と

ソワソワとした日々もあれば、

「もう考えてはダメ」だと自分を抑えたり・・・

「あの子は生まれつきマッチョだから

野生で生きているとしてもきっと逞しくやってるさ!」

なんて根拠もない事で自分を励ましたり。。。

 

 

なによりも、そんな月日を過ごしてきたからこそ

帰って来れて、本当に良かった。

よかったね、チョビちゃん。

チョビちゃんは、周りの人たちに恵まれているよ。

 

保護してくださった方が、どのような方か

私は分からないのですが、

心の底から「ありがとうございます!!!」と

お礼申し上げます。

 

世の中には、迷子のインコちゃんを

拾ったりすると、そのまま自分のペットとして

「タダでインコゲット~~(>ω・)v」みたいな感じで

そのまま飼う人もいれば

こうやって、きちんとネットを見てもとの飼い主さんを

探してくださる方もいます。

チョビちゃんを拾ってくださった方が、後者でよかった。

 

 

インコ仲間さんからのメールに

「自宅から南に3kmの地点で」という言葉がありました。

さり気なくも、貴重な情報です。

3kmという情報から、サザナミがもし迷子になったら

迷子になった地点から、遠くても

10km圏内くらいの範囲にいるのかな~?と憶測できます。

(そうとは限らないかも知れませんが、その可能性は大いにあります)

 

 

迷子になったときは、鳥友さんから

「もしチョビちゃんが帰ってきたとしても、

もうその飼い主さんには飼わせず

Narumiさんが引き取ったほうが良いよ!」と何人かに

言われた事もありました。

迷子になってしまったときは素直に「同感!」と思いましたが、

私にも、たくさんの感情と願いの中で苛まれそうだった

月日があったように、インコ仲間さんにも同じように

そういった思いがあったでしょうから、

「どうされますか?」とお聞きしたところ、

細心の注意をはらい生涯飼育するので

もう1度チャンスを下さいとの事でしたので、

「やっぱり引き取りにいきます!」とは言いませんでした。

 

 

 

私も、ブリーダーになり、お迎えされる方に

既にインコの飼育歴があったとしても

「お迎え時には初心に戻ってもらおう」

という思いが、今回の件で強くなりました。

飼育年数や頭数なんて、関係ないです。

なが~~~く、なが~~~く飼ってきたから偉い訳でもなく

たくさん飼って色んな病気を知ってきたから偉い訳でもなく、

どのインコも幸せに生きて欲しい。

幸せに生きてほしいから人間の都合や経歴なんて関係ないのです。

 

迷子になったから探すのは

そのインコが飼い主の所有物であるから

という理由の前に、

ひとつの命が懸かっています。

「飛んでいったわ~こりゃもう帰ってこんわ~」・・・・ではなくて。

人に愛玩され飼育されるために生まれてきた子が

野生で生き残れる確率は低いのです。

飼育されているインコたちは、成鳥(おとな)になったとしても

人間でいう5歳児くらいの子供をずっと

育てているようなものです。

あの小さな体のなかに、5歳くらいの子供が入っている

くらいの感覚で見て、お世話をして、気遣っていたほうが

充分なのかも知れないです。

インコは繊細で、意外と危機管理能力が

犬猫に比べると

生活する上で足りていない部分もあります。

 

 

 

さいごに・・・・

 

今回、インコの迷子に関して

いくつか知ったことがあるのですが、

最近は電柱には広告やビラを貼れないので

ポスティングが一般的だそうです。

なるべく体の特徴が分かりやすい写真や

説明文と連絡先を沿えて、

迷子になった日時を書き、周辺に

何百枚とポスティングをするようです。

 

足環をつけていても、足環のナンバーや文字列は

公開してはいけないそうです。

「足環のナンバーは○○です!」と飼い主を装い

引き取る悪質な人も世の中にはいるそうです。

 

インコの迷子は、日常茶飯事で

この日本のどこかで毎日のように起こっていますが

かかわりが無ければ本当に無縁の世界で

「そうなんだ~!」と勉強になることもありました。

 

 

 

今日は人生でも深く思い出に残る、良き日となりました。

インコ仲間さん、このブログを

見てらっしゃっているか分かりませんが、

これからも、末永く、チョビちゃんを宜しくお願いいたします。