アジア人同士の国際結婚

国際結婚夫婦カウンセラーのユミ・ウィンドミル・バーカーです。今回の投稿は夫婦全体に繋がる内容ですが、国際結婚なら良くも悪くも影響が出やすいと感じます。

〜「人間関係の悩み」の根本にある“最も近い存在”を見直してみませんか?〜

人間関係の悩みは、実は夫婦関係の改善で大きく軽減できます。義両親や子ども、職場の人間関係まで良い影響が波及する理由を、心理学の視点からやさしく解説します。自分を整えたい人におすすめのヒント。

「あなたの悩みの8割方、減らしたいですか?」

ちょっと極端に聞こえるかもしれませんが、夫婦関係を良くするだけで、人生の悩みの8割が減るとしたら、どうでしょう?

実は、これは決してスピリチュアルなポジティブ思考ではなく、心理学的にも裏付けのある話なのです。

そもそも、人生の悩みのほとんどは「人間関係」から来ている

心理学者のアルフレッド・アドラーは、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言いました(※1)。
もちろん100%とは言い切れなくても、8〜9割が人間関係由来というのは、現代心理学でもよく言われることです。

夫婦仲が整うと、連鎖的に人間関係が改善していく

「でも夫婦仲以外の人間関係の悩みが残るでしょう?」
……と思いますか?

実はその逆です。夫婦仲が整うと、その他の人間関係にも好影響が波及していくのです。

たとえば:

●義両親・実両親との関係

パートナーと心が通い合っていると、義両親への見方も柔らかくなります。仮に問題があっても、味方になってくれるパートナーがいれば、孤独感やプレッシャーは減ります。

● 子どもとの関係

家庭の空気が穏やかであれば、子どもも安心します。夫婦が協力し合えば、しつけや教育方針のズレも減り、親子関係は自然と安定します。

● 子どもを取り巻く人間関係(先生・ママ友など)

子育てにおける“外部ストレス”も、夫婦で支え合えていれば、大きな悩みに発展しにくくなります。「振り回される」状態から、「対応できる」心の余裕へと変化します。

職場の人間関係にも好影響が現れる

家庭が落ち着いていると、仕事にも良い影響が出てきます。
ストレスが減ることでワークライフバランスが整い、心にも余裕が生まれます。

・言い返せなかったことも、スッと流せるようになる
・パフォーマンスが上がり、評価も上がる
・人当たりが柔らかくなるので、周囲の態度も変わる

万が一、どうしても合わない上司や同僚がいたとしても、**「夫婦で支え合えている」**という土台があれば、「転職しても大丈夫」という安心感が生まれます。だから、心がぶれず、冷静でいられるのです。

結果的に、嫌な人間関係は自然と離れていき、むしろ評価されるようになる……そんな不思議なことも実際に起きます。

 

ママ友・地域のつながりも「選べるように」なる

ママ友との関係に疲れている人も多いですよね。
でも、家庭の軸(=夫婦関係)が安定していると、人付き合いの「優先順位」がクリアになります。
本当に大事にしたい人、長く関係を続けたい人とだけ、無理なく付き合えるようになるのです。

残りの一割の悩みは「人生のスパイス」

とはいえ、どれだけ夫婦仲を整えても、すべての悩みが消えるわけではありません。

それでも、残る1割の悩みは「人間らしさ」や「人生の味わい」として、むしろあってよいものではないでしょうか。
運が絡むものもあります。だからこそ、夫婦で波に乗りながら、うまく付き合っていけばいいのだと思います。

笑顔が増えれば、運も味方につく

最後にひとつだけ。

家庭の中で笑顔が増えると、不思議と運もついてきます
それはきっと、自分にも周りにも「優しくできる余裕」が生まれるから。

まとめ:夫婦関係は“悩み軽減のハブ”

人生の悩みを減らしたいなら、まずは一番近くにいる人との関係を見直すこと。
夫婦関係が整うと、驚くほど人生が軽やかになります。

「変わる」ことに不安がある人も、まずは**“夫婦の会話を少し増やす”ことから始めてみませんか?

無料体験カウンセリングはご主人も別々(推奨)に受けていただけます。

参考リソース

アドラー心理学「悩みはすべて対人関係」:https://www.adlerian.jp/adler/

人間関係と幸福度の研究(ハーバード成人発達研究):https://news.harvard.edu/gazette/story/2017/04/over-nearly-80-years-harvard-study-has-been-showing-how-to-live-a-healthy-and-happy-life/

ワークライフバランスとメンタルヘルス:Beyond Blue Australia
https://www.beyondblue.org.au/