国際結婚や育った背景が異なる夫婦が、理解とサポートをし合い、円満な関係を築くためのお手伝いをする国際結婚夫婦カウンセラーのユミ・ウィンドミル・バーカーです。
 

私は、昔から本やブログを読むことが好きで、それを通じて自分自身を振り返り、自分にワークを課すという自習をしてきました。でも、時にはその過程で遠回りをしてしまったり、自己中心的な思いにとらわれて、気づきが遅れることも少なくありませんでした。

振り返ってみると、最初から物事を俯瞰する目を持っていれば、あるいは誰か第三者から客観的で公平な意見やアドバイスを受けていれば、もっと早く正しい道を歩んでいたのではないかと思います。しかし、年齢を重ねるにつれて視点が高くなるものですし、若い頃には難しいこともありますよね。

それでも、私は2回の別居やその回り道を経て、今の幸せが一層大事に思えるようになりましたし、この仕事を自信を持って続けられていると感じています。離婚回避をしていない人に、離婚回避の方法を聞いても意味がないでしょうし、泥沼離婚を経験した人は、上手な泥沼化のアドバイスしかしてくれないでしょう。

国際結婚には特有のチャレンジがあります。文化の違いやコミュニケーションの齟齬が、夫婦間の問題を引き起こすことも多いです。そんな時、カウンセリングやアドバイスを受けることは有益ですが、どんな相談相手や専門家を選ぶかがとても重要です。

成功体験者のアドバイスがなぜ重要なのか?

多くの人が「失敗から学ぶことは大切」と考えますが、実は他人の失敗から学ぶことは意外と難しいことが多いのです。なぜなら、他人の失敗には以下のような特徴があるため、学びにくいのです。

他人の失敗から学ぶ難しさの理由

  • 興味やゴシップとして捉えがち


他人の失敗はしばしば単なる興味やゴシップとして受け止められ、真剣に学ぼうとする姿勢が欠けることがあります。

  • 客観視できる反面、自己への適用が難しい


他人の失敗を見て「自分は大丈夫だろう」と思いがちですが、実際にはその失敗が自分にも当てはまるかどうかは分かりません。

  • 詳細が省かれがちで誤解しやすい


他人の体験談には詳細が省かれていることが多く、そのために誤解や思い込みが生じることがあります。

  • 痛みが一過性


他人の痛みは実際に経験していないため、一過性であり、深く共感するのが難しいです。

  • 確証バイアス


自分の既存の考えや信念と合致する情報だけを選んでしまう傾向があります。

例えば

山登りで道を間違えた人の体験は非常に貴重です。しかし、その体験をもとに正しく安全にゴールにたどり着く方法を学ぶには、ただの失敗談だけでは不十分です。成功するためには、どのルートが安全か、どのような準備が必要かといった、具体的な成功体験に基づいた情報も必要です。失敗談も役立ちますが、成功のための正しい方法を学ぶことも大切です。

成功体験がもたらす効果

 

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「経験とは、何が起こるかではなく、その起こったことをどう生かすかです。」(オルダス・ハクスリー)

「最高の教師は、他人の経験から学んだ教訓です。」(ウォーレン・バフェット)