「TOO MUCH」という英語表現がある。日本語にすると「やり過ぎ」って感じだろうか。ここ数年常に意識しているキーワードだ。
20代後半から「バランス感覚」というものが万事に必要だと思うようになったが、元来不器用なのかどう「バランス」を取ってよいものかわからなかった。しかし最近は「TOO MUCH」というキーワードが良い意味でブレーキになるのではないかと思う。
今回おすすめのMARCHELLOというグループの中心人物ジーン・マルチェロはオジー・オズボーン・バンドのギタリストの座をザック・ワイルドと最後まで競った人らしい。それで興味を持ってこのアルバムを聴いてみたが、最初の印象はまさに「TOO MUCH」。アレンジ、ギター・プレイ等全てに於いて「やり過ぎ」だった。
しかし、曲の核心部分はキャッチ―だし、自身のVocalも◎。商業的に成功する作品はここから「引き算」の作業がおこなわれて「バランス」を取るのだろうが、彼らはそれをせずにリリースした感じ。
年月を経て「バランス感覚」を養ったであろう今の彼の作品を聴いてみたい気がする(本作品は1989年発表)。
とは言っても、好きな作品で、今でもたまに聴きたくなる「極上のB級ハードロック」(これ褒め言葉です)だ。
尚、おすすめは⑤。