激動の2017年が間も無く終わろうとしています。

今年は新しい仕事に慣れるのに苦労し、趣味に没頭できませんでした。

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それでも、動物園もある上野は、疲れも吹き飛んでいく好きな場所、楽しみのある場所であり続けます。

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デトロイト美術館の至宝を見られるなんて、日本人で良かったな、と1月に素直に思いました。


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重要文化財《不忍池図》(江戸時代、18世紀、秋田県立近代美術館蔵)が注目されたのは、「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」展。
江戸時代の絵師が奮闘し、大作に取り組んだ模様が見られました。

情報多様化の現代では、海外への移動すら難しいことではなく、書物も沢山あります。
学問への取り組みに不安を感じている時に、蘭学者が『解体新書』に立ち向かった事実を考えると、自らが置かれている環境の良さに感謝したくなります。

その前提となる訳書や辞書が揃わない中で、西洋医学書の翻訳に費やした時間はとてつもなく長かったでしょう。

去年の12月に花鳥画を見て、私は今年の決意を大空を飛ぶ鳥に込め、飛躍の1年にしたいと思っていました。

『解体新書』の挿絵描きを担当した小田野直武は、秋田の角館出身で、平賀源内の要請もあり江戸で活動できました。
そして、短い滞在期間ながら、南蘋派の巨匠・宋紫石からも力量が認められ、絵に没頭します。

城野隆著『風狂の空 天才絵師・小田野直武』(2013年、祥伝社文庫)は、謎に包まれた絵師が光り輝いた時代を切り取っています。

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この小説で大きな存在感を示す源内は、決断力と行動力を備え、直武を注意深く見守り、励ましていたのです。
また、突然の悲劇で別れが訪れても、奇才は直武を守りたかったのです。

ヨーロッパ製の銅版画や書物、中国の蘇州版画、どれが欠けても秋田蘭画の隆昌はなかったと実感しました。
しかし、秋田蘭画の影響力の低下と共に、天才絵師の名前は忘れられていきました。

サントリー美術館の企画展では、東西の絵の融合に挑戦した、小田野直武の代表作を含めた貴重な花鳥画や、彼の業績にスポットを当てていたところが素晴らしかったです。


更新がない中、このブログを訪問して下さり有難うございます。
皆さんにとって、2018年が良い年になるよう願っています。