多くの女性は美しさに憧れる。
まるで、自分の美しさに気がついてないように。


そして、ラクシュミーにも憧れる。
美しいラクシュミーに。

自分もラクシュミーのようになりたいとか
自分とラクシュミーを重ね合わせて考えたり
自分とラクシュミーを同一化したり

「遠く」にある美しさを近づけようとしている。

違うのだ
違うのだよ。
違うのだ、女性達。

女性達の外に己の美はない。あるのは内だ。
己の美は内ある。

うちにある美を輝かせるから美しいのだ。

外に美を求めても
それは己のものではない。

そして、さらに
ラクシュミーに憧れるのは良いが
ラクシュミーはこの広い宇宙の中でたった一人。
一人しかいない。
それぞれがそう。
それぞれが一人。
換えのきかない存在である。
取って代わることができない。
だから、尊い。
みな尊い。

それを忘れてくれるな。
ラクシュミーが慕われ、人気があるのは嬉しいが
己の美を探してラクシュミーの中に求めてもなにも見つけることはできない。
ラクシュミーから美は奪えないし
ラクシュミーにそれぞれの美はない。

天界の女性達はみな美しい。
ラクシュミー以外も。

それは各々の美をうちに求め、自分の美をよく知っているから。
だから、他人を見て嫉妬することもない。
競争することもない。

改めて、己の中の美を見つめて欲しい。
外には己の美はないのだから。