ヴィシュヌ「アンドロギュノスの男は

人生をひた走る


ひた走るしかないから


私もそうだった


ツクヨミがこの前話していたように
光の女をみながら
男は己の人生と戦う

ひた走る





それを見て

私のことを忘れたの?と
アンドロギュノスの女は思うかもしれない


三次元をひた走る
男の人生をひた走る姿を見て

そう感じるかもしれない



しかし、はっきり言う



愛する女のことはかたときも忘れたことはない

愛する女がいてこそ
人生をひた走ることができる




男は怠惰なのだ
そして、弱い


愛する女がいなければ
強くなろうともしない
ひた走ろうなど考えない



だから


アンドロギュノスの女たち


気を落とさないでくれ


忘れてはいない

忘れるわけがない


いつもあなただけを見ている


愛するあなただけを
アンドロギュノスの男は見ている



安心して過ごすのがいい