「失ったと思っているものよ

もう失うことはない。

決してもう二度と失うことはない。

かつて失ったと思い
傷つき
未だにそれが癒されていないが

そもそも失ってもいなかったのだ。

無くなりもせず、そこにあったが
失ったと思っただけ。

それゆえ、また再会したのだ。

いいか。
今度こそ、しっかと掴め。
その手で掴むのだ。

人生かけて欲しいものがそこにあるのだから
怖がらずに
傷があろうとも
しっかり掴み取るのだ

安心して掴め

周りのことなど考えなくていい
それを掴め

我々も見守っているぞ。」