ザ・マスターズ2014 | 東京ベイ・ウインドサーフィン・ブルース

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東京ベイ最深部・検見川浜のほぼ定点観測記。観測者はNPO法人日本プロウインドサーファー協会登録会員Sail No.J45畔上昭仁。






4月19、20に開催されたザ・マスターズ。
40歳以上限定(女性は年齢不問!)のレースイベントですが、わたし、ほぼ皆勤賞で出場しています。
石丸謙二郎さんを中心として運営され、いわば、出場選手自らが運営を行うということで、とても出場者によりそった運営がとてもスキです。

顕著な例としてあげると、ある年のザ・マスターズ、とても寒い雨が降っていました。
開会式の時間になって、「開会式をはじめますので選手はテント前に集合してください」とアナウンスされるも、とても冷たい雨なので、年寄りマスターズたちは誰も本部テントから雨中へ出ようとしません。

そこで石丸謙二郎さん、
「あ、こっちが出ればいいんだ」
と自ら雨降るテントの外へでました。
そして運営側は雨に打たれながら、選手のほうはテントの中であまやどりしながら開会式がはじまりました。
ありえないでしょ、普通のレースでは。

あるいは、スタートもオートマチックスタートですが、予選から決勝まで、選手が機械のようにどんどんスタートラインからはき出されるのではなく、1区切り1区切りビーチへ戻れるので、いろいろ分かりやすいです。



こちらが実行委員長の石丸さん。「世界の車窓」や「サスケ」、その他、いろいろなドラマでの活躍されてますね。このカメラ、欲しいな。

さて、そんなザ・マスターズも10年目のくぎりの大会。
ただ、わたしはといえば、昨年以来、ほとんど海へ出ておらず、身体作りもできていません。
しかも、新調したスターボードが、前のカーボンアートと乗り味が異なっていて、その乗り込みももちろんできていません。
それでも、千葉からの出場者の灯を(今や)細々と守ってきた手前、出ないわけにはいきません。


サポーターとして初めてJ43も来てくれ、セッティングなどをケア。
(わたしへのケアは夜の飲みだけでしたが(>_<))。

で、レース1日目。
予報通り風があがってきて、沖のブロウ、7.9+130では下れないほど。
スターボード+AC1の組合せで乗るのもほんの数回目なので、まるで借り物レースのような感じ。
なにより、自分の身体ができていないので、身体そのものが「借り物」のようであります。
スタートも、なにしろ練習してないので、思ったとおりのダメダメぶり。
なので、午前中におこなわれた第1レースでは1コケの上、敗者復活戦でもダツラク。
準備してないからあたりまえです。わかってて出場してますから、全然なっとくです。




この写真はたぶん敗者復活戦での第1マーク。
ジャイブに入ろうとしてハーネスを外したあと、後ろ足がストラップ抜けずに腕だけで爆走中の図。
マーク舟にぶつかる直前でストラップが抜けてなんとかマーク回航しましたが…。


こちらはレース中ではなく、フリー走行中の写真。




ボードの押さえ、セイルの引き込み、あれもこれも突っ込みどころ満載のジャイブ(>_<)
おまえ、ホントに20年以上、やってんのかって…。

お昼すぎ、風が落ち、出てくるコロッケパンをいただき、落ちた風の中、「ケガ自慢大会」が開催されましたが、こういう風待ち中も退屈しないアトラクションもザ・マスターズならでは。

その「ケガ自慢大会」が終わるの待ったように東風があがります。
ここで行われるのがザ・マスターズ名物の一斉スタート、1マーク・ロングディスタンス。
わたしは、下のほうからするするとスタート。
オンショアっぽい風向きは検見川浜で慣れてるので、気持ちよくプレーニングさせてもらいました。
そこそこの順位でゴールできたかなと思ったら、ゼネリコ。
ああ、これ取って欲しかったなあ。




これ、ロングディスタンスのスタート直前ですね。
マーク近くまで伸ばすと、オンショアっぽいバックウォッシュもあり、プチ検見川な感じでした。

その後スタートしなおすも、これまたゼネリコ。
みんな早すぎですよ。
ガマンのできない年寄りばかりです(笑)


夜は…パーティです。
ここでも運営の方々が身体を張った余興で楽しませてくれます。
いつもと違う街中でのパーティだったので、2次会にもおじゃまし、終電で宿に帰る事態になりましが、なんと、その後三浦海岸駅でまさかの3次会。しかもこともあろうに日本酒熱燗をガンガンおかわりしてます(誰だ?)。「レースは今から始まっている」をレースに出ないJ43を相手にひとり繰り広げた私でありました。

2日目、爽やかに目覚める…わけがありません。
二日酔い的な体調を認めたくないのですが、駅ソバを半分以上残してしまった。

さて、そんなわたしのコンディションとは関係なく、二日目も風はあります。
風向きもわたしがよく知る三浦な感じ。でも、あいかわらずスタート、だめだなあ。
ラウンドロビンで2レースありましたが、2レース目は、奇跡的にわりとイケてるスタート。
でも、風がたりず、7.9ではプレーニングが続けられません(T_T)。

ということで、反省点以前のステータスで終わったわたしのザ・マスターズでした。
レースの結果として、同じPoint7仲間の滝島選手が1位、ロボがレディスで3位になったのはウレシイことでした。



滝島選手彼は今年初出場の「新人」ですが、アテネ五輪強化選手という経歴もあるらしく、昨年のアマスラで3位入賞という実力者。なんて手強い「新人」でしょう。どう考えても、そんな「新人」に勝てる気がしない。
あと4年がんばってグランドマスターズ(60歳以上)を狙おうかとも思いますが、そこはそこで石丸謙二郎さんはじめ手練れの実力者が…。
ザ・マスターズ、ガチの実力戦としてもレベルが高いのですね。

ああ、どこかのタイミングで集中練習して、今の道具を手足にしなくては(^_^;)

ともあれ、運営の方々、ボランティアの方々、コロッケや肉まんやキャベツを差し入れて下さる皆様方、ありがとうございました。そして、来年度からの新しい運営のみなさま、よろしくおねがいしますm(_ _)m。