モンゴルで経営コンサルをしながら大学で教鞭をとっている友人がいます。
彼のブログによれば、朝青龍、引退のとき、モンゴルの日本大使館から在留邦人にたいして次のようなメールがきたそうです。
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在留邦人の皆様へ
昨日4日の大相撲モンゴル人力士、横綱朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ)関の引退を受けて、一部のウェブサイト等には、感情的なモンゴル人らによる日本人に対する過激な書き込みが散見されています。
在留邦人の皆様におかれましては、これら書き込み等が行われていることを踏まえ、特にレストランやバス内等の、周辺にモンゴル人がいるところでの本件に関する言動等には十分注意していただき、無用な誤解・被害を受けることのないようご注意願います。
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http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201002050001/
では、朝青龍は、モンゴルでは文句なしのヒーローかというと、モンゴルにいた時分からそうとうにお行儀が悪かったようです。
やはり友人のブログには次のように記してあります。
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Bさんによると、朝青龍はもう中学時代からウランバートルでは大変有名だったそうです。その理由は「手が付けられないほどの暴れん坊、ワル」だったということです。
彼のお父さんはモンゴル相撲でも有名な人だったのですが、その親でさえも朝青龍のことを抑えられなかったそうです。
もうどうにも手を付けられないほどになり、親もお手上げだったそうです。そこで、「このままウランバートルに置いておいてもどうにもならん。日本へ送ってしまえ。」ということで、日本に留学させたのだそうです。
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http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201002040000/
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で、日本ならば、暴れん坊の彼を「教え・導いて」くれる人がいたかというと、いなかった…わけです。
高砂親方に、人を教え・導く力があったようにはとても見えません。
(っていうか、自身もまだ子供じゃん(>_<))
そして、今、彼は「そのままの姿」のままで、相撲界を卒業するようにも見えます。
ところで、K1のジェロムネ・バンナも、最初のころは相当のやんちゃというか、ワルでした。
それを腹に据えかねたレイ・セフォーは
「他のファイターに対するリスペクトのない態度は許せん」
と言って、指名試合まで組まれました。
そんなバンナですが、いつしか対戦相手を讃える「大人」に…。
武蔵の引退試合では、試合後、武蔵の手を上げるだけでなく、見よう見まねの「どげさ」スタイルまでして、そのリスペクトを表現していた。
「行儀のわるいヤツ(たとえばバタハリ)はおれが許さん」
と、今やK1の「ココロの番人」にすらなっています。
また、やっぱりK1のバタハリですが、彼もそうとうにお行儀の悪い選手。
それでも昨年末の様子を見ると、やはり最初のころよりは少し「大人」になった印象です。
時に、「死」や「半身不随」ほどのリスクすらある試合です。
「強い」「頑丈」だけで「命のやりとり」を続けることはできないのかもです。
K1も相撲も「興業」でありますが、「男芸者」とか「国技」とか「神事」とかいう歴史やしがらみがないぶん、K1のほうがより「セメント」な印象があります。
朝青龍のお父さん、今度は朝青龍をK1へ「送って」はいかがでしょう。
朝青龍を磨いてくれる選手がたくさんいるような気がします。