上海国際博覧会(上海万博会)とは2010年5月1日から同年10月31日まで、中華人民共和国上海市の上海世博園で開かれている国際博覧会である。約160年の国際博覧会の歴史において、発展途上国における初めての開催である。ただし、1949年にはハイチの首都ポルトープランスで博覧会が開かれたという記録がある。 過去に万博に参加したことがない北朝鮮が初めて出展したことでも知られる。また、資金難で2000年のハノーヴァー万国博覧会への参加を見送ったアメリカ合衆国も今回は出展し、参加国・地域、国際機関は万博史上最多の246を数え、なかでもアフリカ大陸からの参加国は50を上回る。 建設、運営費用などの総事業費は約286億元(約3,900億円)、地下鉄や空港などのインフラ建設や都市整備などを含めると4千億元(約5兆5千億円)もの資金が投入された。