小説ブラック介護27 まず、ここのスタッフの日課と言えばリーダーの福山の愚痴から始まった。 杖をつく80代後半の入居者の横山さんと、矢田さん。 二人は同じ山形の出身らしく話しがものすごく合うようだった。 矢田さんの方が横山さんより、二つ上で、もうすぐ90才になる。 福島はその二人の杖をついたかたと、車椅子の右麻痺の起立時緊張性の硬直が時々強い甲田さんには、キツイ口調で話すことに、奈央はいち早く気づいた。 津村という免疫があるからか。