青田は本当に頻繁に奈央のホームに来るようになった。

開かずの階によく出入りしている。

吉田は、本社もいろいろ大変で、高田さんもストレスが溜まっていのよ。と、話している。だが、冷静な山田は、本社ではリーダーやホーム長を育てた功績を称えられているらしいが、ホームのスタッフがすぐ辞めるため、一部ではリーダーやホーム長がちゃんと仕事をしてないからではないかとも言われはじめている。そこで、管理者を育てている高田に、そのとばっちりが来て、スタッフの確保を迫られているため各ホームのホーム長に人選のことで相談?というか愚痴もこぼしに来ているらしい。と話してくれた。

聞くところによると出来たばかりの第五ホームは毎月と言っていいほど、退職者が出ているらしい。

高田はわりと付き合いがよく、自分の気に入ったスナックによく後輩を連れていくが、ご馳走する代わりに、自分の手下のような忠誠心を植え付けているようなのである。 

山田も誘われたこともあるらしいが、山田は自分の母親の介護があるため飲み会には参加しなかったと奈央に話していた。
 
相変わらず津村の暴言は続いている。

山田は母親の介護に専念するために近々辞めることになった。

奈央は見方が居なくなったような感覚にとらわれていた。

入居者さんの一人の特養行きが決まり、山田が退社した後、
新しい軽い徘徊のある入居者が入ることになった。

またまた犠牲者が現れたと奈央は思ったのだ。