先週末に出かけた神奈川県相模原市の津久井湖から、山梨県上野原市の大野貯水池までの遠征で、小さいCBに発電の不具合が生じました。
(写真からは見切れていますが、サイクルメーターの右に12VとUSB2口のソケットにデジタル電圧計が付いています)
先週末は真夏のような気温で、しかも往復のR16はかなりのハイペースで流れており、小さいCBにとってはかなり過酷な状況。
往路の横田基地あたりで油温はすでに100度超。固いオイルもサラサラ状態かと。
八王子あたりで山登りになりますが、ちょっと電圧が下がってきた11V台に。
エイプのステーターコイルとフライホイールを流用したフラマグCDI ですから、バッテリーが枯渇しても点火系統には全く影響はなく、エンストになるというようなことはありませんが、灯火系が消失すると危険ですので、予防のためヘッドライトを消灯して走行したところ、再び13V台に電圧が回復してきたので安心していました。
ところが、復路ではライトを消していたにもかかわらず顕著な電圧の低下が。
吹かしても電圧が上がりません。
復路でご一緒したミニトレ探検隊の2台のうち1台、KさんのGT80が峠で焼き付き症状が出てしまい、スローダウンで慣らし運転になったので遠方まで帰る私は単独で走りましたが、電圧が非常に気になります。
家のそばまで帰って来た時は電圧が5V台の表示に。ホーンもならず、ウインカーもかすかに点滅という状況に。
ツーリングの装備を降ろしてすぐにバッテリーを外し、テスターで電圧を計ると、9V
台の表示。これはバッテリーが寿命を迎えたのではないとわかりました。
そのあと充電器でバッテリーをフルチャージすると12.8Vに戻り、車体に装着して数日後も同じ電圧でしたから、バッテリーではありませんね。
原因は発電系統だと思います。かなり暑いロケーションでエンジンも高温になり、ステーコイルが熱で影響を受けたのかもしれないという予想を立てました。
私のCBのステーターコイルは点火用の1つを除き、残る全部を直列に繋ぎ直して、発電する電気すべてを、全波整流のレギュレーターに入れ、その出力をバッテリーに回しています。
改造したコイルに不具合が生じたのかもしれませんね。
今日のように涼しい日に、小一時間のテストでは、まったく症状は出ず、電圧に変調はありませんでしたから・・・
ヘッドライトを点灯しても13V台の電圧を保っていました。
回しても13.8Vほどでレギュレーターがカットオフしていますので、レギュレーターではないと思います。
いずれにしても、一度分解して点検してみる必要があります。
ソメイヨシノは散ってしまいましたが、土手沿いにはタンポポやつつじ、まだ菜の花も頑張っています。
それにしても小さいCBも44歳のバイクですから、旧車のカテゴリーに入ってきていると思います。
旧車あるあるのお話でした。
長い話にお付き合いくださりありがとうございました。
ではまた。