そういうのを久しぶりに読んだ気がする。
前から来てみたかった鷺沼のそば屋さん「初代(しょだい)。
本店は行ったことないけど白いカレーうどんが美味しいと聞いて来てみました。
木のぬくもりを感じるがらんと広々した店内からは、ガラスの向こうの緑を眺めることが出来ます。
台風一過ということも相まってとても爽やかな雰囲気。
平日だったのでお昼時でもそこまで混んでいません。男ひとりの客は僕だけ。さながら孤独のグルメだ。さしずめ孤独のグルメか。
注文後待つこと数分ー。
白い。
いや白いなこれ。
なんていうの。
まぁ、白いよね。
ふわふわしとるぞ。
中は普通のカレーだ。
美味い!そして白い!
このカレーと、白い謎のやつを合わせて食べると、美味いぞ!あと白いし!
※あとで知ったけど謎の白い彼は、ジャガイモのペーストらしいです。
カレーにはジャガイモ入ってるもんね。合わないわけがない。白いし。
ただ奥底に眠っているとろとろの玉ねぎと牛肉もかなり美味しい。
白過ぎてペロリでした。
本店は恵比寿にあるそうですよ。
甘酸っぱい後悔、忘れたい青春。
今の自分をあの頃のあの人が見たら褒めてくれるのだろうか。
二十歳くらいの頃は時間が無限あり、とにかく名前の知っている作家の本を片っ端から読んだ。
村上春樹に出てくるビートルズや、懐かしさの象徴として書かれた当時の風俗描写に目一杯背伸びして、生まれる前の世界に想いを馳せた。
回想で出てくる世界は僕がまさに青春を過ごした本物の懐かしさだった。
詳細に思い出すには辛すぎる日々が、遠巻きにしか顧みなかった痛々しい思い出が、鮮明に蘇る。
背伸びしなくても蘇る。
僕も「こちら側」から見る年齢になったんだな。
でも辿り着いたというより、来てみたけど実はまだまだ先だったと気付いただけ。
恐らく「その場所」には永遠に辿り着かないんだろうな。
大人なんて存在しないのかもしれない。




