そうでなくてはならないとわかっていて
そうでないことを願ってしまう
そんな矛盾を望みもしないのに抱えてしまうから
自分は生きにくいと感じるのでしょう
目の前の光景を羨んでみたり
ほんの少しの悪あがきを小出しにしたり
そんなくだらない感情も
夜風に冷やされては
現実へと溶けて消える
渦巻いてしまう避けられない黒は
自分を一段と醜く見せるけれど
汚れのように拭けば落とせるわけもないことも
幼いながらにわかっているの
自分のことを一秒前の自分より
少しだけ多く知っているから
ちょっと前の自分を許せる気がするんだ
台風の後の澄み切った空のように
心も青になればいい
鳥も雲も呑み込んで包んでしまえるほど
大きく大きく広がればいい
私が知り得る世界は
こんなにちっぽけなものだから
少しだけ
私がいたことを
君の心の片隅に刻めたらいい
私がいたことで
君の世界に風は吹きましたか
私が去りゆくことで
寂しいよと
ほんの少しでも呟いてくれたらいい
毎晩祈るように夜を明かして
少しでも世界が煌めくように
今日もまた歌うから
君は変わらぬ無垢な笑顔で
私を笑ってくれたらいい
もうすぐで私は消えるから,あと少し,この遊戯につきあってね.
それまでにバイバイを準備するからね.