今の私を、あのときの私はどう思うだろう?


ずっと幸せになっている私を「よかったね」と言ってくれる?


他の男を好きになっていることを悲しく思う?


成就しなかったのかと悔しがる?


未来とは分からないものだねと驚く?


薄れ行く記憶を恨む?


頑張って頑張って頑張りぬいて、


妥協なんて一度もせずに選んだ道を貫いて、


そしてこんなに幸せだと感じている私を、


ちゃんと許してくれるでしょうか。




未熟だったと、今なら素直に認められる。


私は「恋」をしていたのだと。


あんな身勝手だった私に、


あのときの男の子はどうして優しく接してくれていたのだろう?


彼は思っていたのだろうか。


「答えられなくてゴメン」と。




今ではあのときの気持ちも、はっきりとは思い出せない。


ただ、すごく辛くて、切なくて、叶わなくて、悲しくて、


それでも好きで、好きで、好きで、


彼を一途に思っていたことを、


誇らしく、幸せに思っていたことだけは覚えてる。


その気持ちは、青春時代の最高の宝物なんだよね、きっと。




その宝物しか知らなかったあの頃の私は、


その後多くのことを知った今の私を、


果たしてどう思うのだろう?


嬉しがる?


悔しがる?


悲しがる?


激怒する?


苦笑する?


怖がる?


驚く?


それとも


理解してくれる?


祝福してくれる?


少しでも成長していてよかったと、


安堵してくれたら、嬉しいんだケド…な。




記憶は常に上書きされていくから、


どうしても薄れてしまうね。


バイバイ、あの頃の私。


良くも悪くも、あの頃には戻れない。


一瞬一瞬、常に違う自分が存在しているから。


バイバイ、バイバイ…


大切な思い出たち。