《Darkness of hope》


── 夜 ──


闇を乱す電灯が嫌い
希望の紛い物
そんな気がして嫌になる

美しいと讃えられる月が嫌い
自分独りで輝いていると
私達を騙してるようで嫌になる

星座をつくる名のある星々
あまりに輝き眩しすぎて嫌い
夜空を彩っているのは自分だと
傲り高ぶっているようで嫌になる



暗さが恐怖をあおっても
どうかこの闇を否定しないで
何も見えないからこそ
その中から何かを見出すのだから

光のみを希望としないで
闇の中でこそ生きる価値のあるモノだって沢山あるのだから


視界の閉ざされた世界
手探りで
恐る恐る
一歩一歩
踏み出していく
その研ぎ澄まされた手だけが
きっとホンモノを掴める


*闇はずっとそこに在った。光が後に支配したのだ。まるで自分が正義だと言い張るように。僕等は元より闇に住む者*