することに対して、やっぱり周りは私ほど深くは考えていないみたい。

「好きだからできるんだよ。

身を捧げられないあなたは少しおかしいかも。

そんなに待たせて焦らせ過ぎでしょ、そんなにも何をためらっているの?」

周りのコトバや反応は、そう言っているようだ。

でもね、やっぱり私は、すごくすごく大切なものとしか思えない。



彼と話して、いろいろな理由を述べて、それに関してケンカしたケド、

本当は心の髄を貫く言い争いじゃなかったのかもしれない。

だから彼の「もう僕は心もお前にあげてるし、愛してるから早く一つになりたいんだ」という理由にも、

嬉しい気持ちはあっても理解し賛同することはできなかったのかも。



なぜだかわからないケド、とりあえずすることに対して、進まない気持ちが心にある。

片隅にではなく、どっかりと真ん中に腰を下ろしている。

理由を突き詰めれば、彼と言い争った内容になったかもしれない。

でも、本当に断る理由は、そういう進まない気持ちがあるからなんだと思う。

彼にしてみれば、なんだよそれって気持ちになると思う。

期限もない、結婚するまで、いや、しても変わる保証なんてないじゃないかって。

きっと私にしか分からない感覚。

言葉にするのとは違う感覚。

保証は確かにないけど、そんなにめちゃくちゃ先ではなく、必ず気持ちの変化はやってくる。

そんな確証。
それは、

「なんでだか分らないけど好き。

言葉にしたら優しいところとか出てくるけど、でも優しいから好きになったわけじゃない。

その人自体が好き。」

それと似た感覚。

いや、『勘覚』と言うべきか。

それは、望む彼には一番厄介なものかもしれない。

何それって言われそうで、無意識に言わないようにしてたんだな…うん、きっとそう。



私にとってすることは、とにかく簡単にできないもの。

キスだってちょっと好きくらいじゃしなかったのに、

体なんて言ったら、そりゃ当たり前のことなのです。

だって、もし避妊に失敗しちゃったら、想像していた未来が変わってしまう。

その時に、「なんでこの人としてしまったのだろう」って思うのは嫌だ。

できてしまったことに後悔は必ず出るでしょう。

でも、彼としたことを悔やんだりはしたくない。

自分がしたいと思ったから…ちゃんと自分が決めてからにしたい。

妥協することは、彼にも失礼だ。

ここまでせっかく待ってくれたのに、投げやりに初めてを失いたくない。

最高の思い出にしたい。

ここでもし頑張ってしまっても、そんな微妙な気持ちでしたら、その先も長続きしないだろうから。

だから、自分の勘覚を信じたい。
でもみんなはそれを間違っているように言う。

大切にしているものを、そんなものは何でもないんだと言われて、

何が正しくて、何が間違ってるのか、わからなくなる…。


こういうものの考え方に間違いなんてないと思うんだ。

ペースとか、いつするかとかは、二人の問題なんだもん。

何でだめなの?って…じゃあ何でいいの?って逆に問いたい。

あ、答えは見えてるや…その人が好きで、自分を捧げたいと思ったからだね。

私ほど本当に好きでも躊躇うほどの理由をもっていないからだね。

でも、私は…。

周りの考えを否定するつもりはない。

彼には彼なりの、友達には友達の考え方がある。

ただ「私の意見は正しくて、あんたは間違ってるのよ」と言わんばかりの押し付けにうんざりしてるだけ。

どうにかしろよと言われるのに困っているだけ。

人の意見は人のもの。私は私でいよう。

前みたいに、ただ怖いから拒んでいるわけじゃないんだよ。

まだ時期じゃないって、きっと心が言ってるだけなんだと思う。

それをいつということはできないけど、確実に変わってるんだよ。

気持ちの変化なんて結果が見えなきゃわからないかもしれない。

でも、もう少しだけ信じて待ってて。

あなたを思うこの気持ちは、本物だから。



  この気持ち、ちゃんと伝えるからね。




気持ち、意味、感覚、それらの変化。

それは、眼には見えないものだけど。

確実に存在する。

そんな不確かで確かなものを扱いながら、

私たちは生きていかなきゃならないんだね。