まっすぐに想うことは
なぜ寂しいの?
(鬼束ちひろ/Magical world)
神様、私は“いい子”にもなれない偽りモノです。
自分の望む幸せが、眼の前に晒されると、羨み自分を不幸にみたててしまう。
好きになればなるほど、寂しさも増していくのね。
すぐそばにある温もりにすがってしまう気持ちがよくわかる。
なんでもないと思っていたのに、前までは割と平気だったのに。
急に胸が締め付けられるほどの切なさが襲ってきたり。
少しの間なのかもしれない。
気が遠くなるほど長い間なのかもしれない。
でもその間が隙間となって、ひとつづきの壁を包みこんでしまうなら。
いくらかももたずに崩れてしまうだろうに。
前向きに駆け抜けていきたいのに。
笑顔で現実を「おかえり」と迎えてあげたいのに。
なぜそれができないの。
それができないのに、
なぜ切り放さないの。
なぜ揺らぐの。
雀の涙のような水を、
不定期に降り注ぐのを待っているの?
その小さな愛に、私はいつも心を舞い戻されて。
次はいつ来るかもわからない滴を、痛む心に大きな期待を背負わせて待っているのね。
笑顔で現実を「おかえり」と迎えてあげたいのに。
なぜそれができないの。
それができないのに、
なぜ切り放さないの。
なぜ揺らぐの。
それができないから、
切り放せないの。
揺らいでしまうの。
きっと私は、暖かい場所にいるのだろう。
その温度に慣れて、わからないでいるのだろう。
私は幸せに触れていて、周りから襲ってくるものに揺さぶられている。
その度に私の体温は下がって、温もりを求める。
温まるまで。
1つだけに温度を求めてはいけないの。
多くのものに求め過ぎてはいけないの。
求める場所を間違えてもいけないの。
従順に待ってはいられないの。
喉はいつだって渇くから。
熱はすぐ逃げてしまうから。
寒さに弱いこの体を、冷えきる前に抱き締めて下さい、きつく、きつく。
いつも平気でいられたら。
急な寂しさや衝動に駆られても、笑顔ですり抜けていけたなら。
思いの外、この心はよく痛む。
なぜ寂しいの?
(鬼束ちひろ/Magical world)
神様、私は“いい子”にもなれない偽りモノです。
自分の望む幸せが、眼の前に晒されると、羨み自分を不幸にみたててしまう。
好きになればなるほど、寂しさも増していくのね。
すぐそばにある温もりにすがってしまう気持ちがよくわかる。
なんでもないと思っていたのに、前までは割と平気だったのに。
急に胸が締め付けられるほどの切なさが襲ってきたり。
少しの間なのかもしれない。
気が遠くなるほど長い間なのかもしれない。
でもその間が隙間となって、ひとつづきの壁を包みこんでしまうなら。
いくらかももたずに崩れてしまうだろうに。
前向きに駆け抜けていきたいのに。
笑顔で現実を「おかえり」と迎えてあげたいのに。
なぜそれができないの。
それができないのに、
なぜ切り放さないの。
なぜ揺らぐの。
雀の涙のような水を、
不定期に降り注ぐのを待っているの?
その小さな愛に、私はいつも心を舞い戻されて。
次はいつ来るかもわからない滴を、痛む心に大きな期待を背負わせて待っているのね。
笑顔で現実を「おかえり」と迎えてあげたいのに。
なぜそれができないの。
それができないのに、
なぜ切り放さないの。
なぜ揺らぐの。
それができないから、
切り放せないの。
揺らいでしまうの。
きっと私は、暖かい場所にいるのだろう。
その温度に慣れて、わからないでいるのだろう。
私は幸せに触れていて、周りから襲ってくるものに揺さぶられている。
その度に私の体温は下がって、温もりを求める。
温まるまで。
1つだけに温度を求めてはいけないの。
多くのものに求め過ぎてはいけないの。
求める場所を間違えてもいけないの。
従順に待ってはいられないの。
喉はいつだって渇くから。
熱はすぐ逃げてしまうから。
寒さに弱いこの体を、冷えきる前に抱き締めて下さい、きつく、きつく。
いつも平気でいられたら。
急な寂しさや衝動に駆られても、笑顔ですり抜けていけたなら。
思いの外、この心はよく痛む。