不完全な切り紙細工 -24ページ目

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある

 
 
 明るい昼間に宇宙が泣いて

 一粒流した涙がぽっつり落ちて


 日差しに少し負けそうだった

 小さな蛙の頭に涼しい雫


 遠くからでも何だかんだで

 みんなつながっているんだね