不完全な切り紙細工 -2ページ目

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある



          南穂さんの静かで美しい陶芸のページヘのコメントから

          すみません 勝手に自分で気に入ってしまったので






 水滴みたいな形のお皿が好きです



 ときどき思うのは素焼きの美しさ

 土の姿を思い出させる手触りの

 水を入れる器にはならないのだろうけれど



 素焼きがやがてつるりとした肌と

 色を得る



 それはきっと遥かに美しいことなのだろうけれど

 それでも素焼きの時を思い出す



 素焼きの肌が生きて残って

 釉の下から覗いているような

 そんな陶器はないのかな