留学生親睦会議 | windance の亜米利加放浪記

留学生親睦会議

マウイ島から戻ってきた僕は、ボストンの夏の蒸し暑さに驚嘆した。エアコンを設置していなかったアパートの部屋は、昼間の熱気が深夜になっても建物から抜けきれず、午前3時過ぎまで灼熱地獄状態だった。やっと眠ることができるのは午前4時を回ってからで、数時間眠ると再び熱気が部屋を襲い始めた。ハワイの風が懐かしく思い出された。


そんな蒸し暑いボストンから逃げ出すように、僕は「留学生親睦会議」に出かけた。初日のディナーミーティングに出席した僕は、そのアカデミックな雰囲気にちょっと気後れした。皆、研究室に通って論文をまとめたり、ゼミに出たりと、暑い夏の間も忙しく勉強していたのだ。僕のようにマウイ島で遊びほうけていたような者はひとりもおらず、真っ黒に日焼けした自分の肌が気恥ずかしく思えた。


せっかく太陽の光を思う存分楽しめる夏に、どうしてわざわざ暗い部屋にこもって本を読んだり論文を書いたりするのだろう? 誰もがこの夏という季節のために一年間頑張るのだから、遊ぶのは当然だ。どうしても勉強したいのなら、サマーキャンプのお手伝いをするとか、クラブでアルバイトをするとか、もっと別の勉強をしたらどうなのだろう?


各人の研究成果の報告を聞きながら、僕はしきりにこんなことばかり考えていた。