ここはアメリカ? | windance の亜米利加放浪記

ここはアメリカ?

ボストンの夏は異常に蒸し暑い。


大学から紹介されたコンクリートの高層アパートに入居した僕は、この街の独特な雰囲気に少々面食らった。ちっぽけなコンビニ、うさぎ小屋のようなアパート、アメリカには存在しないと思っていたゴキブリ、両脇にびっしりと車が駐車した狭い道路・・・ カリフォルニアや中西部のカルチャーになじんでいた僕は、ここはアメリカではない、と感じた。


僕のイメージするアメリカとは、新天地を求めてヨーロッパから移住し、理想の地を築き上げようと、エスタブリッシュメントから逃れながらひたすら西へ移動し続けた、開拓者精神に溢れた異端児たちだ。彼らに似合うのは、広大な土地と恵まれた自然、焼いて塩をかけただけの飾らない食べ物などだ。


ボストンやケンブリッジは、そんな開拓者イメージとは無縁、気取ったインテリもどきがうようよしているといった感じだった。