自力で修理 | windance の亜米利加放浪記

自力で修理

購入後によく調べてみると、多くの問題点が見つかった。ドアミラーは片側が欠落し、トランクルームの内部はすぐに底が抜け、荷物を置くことすらできなくなってしまった。


ここまでくると、腹が据わるものだ。近くのホームセンターで買った網とボンドでトランクルームの底を作り、安いドアミラーをビスでボディにねじ止めし、ボディーの穴はパテで補修した。無数のパテの継ぎ目を隠すため、昔のスポーツカーのように派手な黄色のボディを黒のラッカーで塗り分け、ツートンカラーに仕上げるとなかなかカッコ良かった。


スポーツカーっぽいエンジン音が僕のお気に入りだったが、オーバーヒートにはその後も常に悩まされることとなった。ただしそれも、ポリケースに入れた水を常備していればいつも何とかなった。


まったくこんな車が公道を走れることすら不思議だが、何か壊れるとすぐにガソリンスタンドや修理工場に駆け込む日本と比べて、こちらは自給自足の開拓者精神が徹底している。特に車は生活の一部なので、殆どの男性は車のメカに関する基本的な知識と経験を持っており、たいてい自力で対処してしまう。ホームセンターにはありとあらゆるパーツが破格の値段で揃っているのも嬉しい。


異常にピカピカに磨き上げ、バンパーにちょっと触れただけで大声で怒鳴り散らす日本のカーオーナーたちは、車を宝石と勘違いしているのだろうか、まったくどうかしているとしか言いようがない。(そもそもバンパーというのは、その名の示すとおり、衝撃吸収パーツだ。これを使って他の車を押し出し縦列駐車するなどは、本来の目的に叶った利用法のはずだ。)