5450メートルの山頂 | windance の亜米利加放浪記

5450メートルの山頂

そこは火山岩が盛り上がった小さなスペースで、石ころ以外は何もない。


何かを期待していた山登り初心者の僕にとっては、あまりに殺風景だった。いったい何を求めて僕はこの場所に辿り着いたのだろう・・・そんな疑問が頭をかすめたが、富士山のように頂上にトイレや飲食店が完備(?)されていなかったのが救いだった。


自分のこれからの一生の中でも、これ以上の高度に到達することはないだろう、ただその記録だけのために挑戦し達成したという、その満足感だけが頼りだった。


周りを見渡すと、雲がいくつもの層を成していて、すべてが自分の目線より下に見える。はるかかなたの雲海から突き出るように別の山が見え、僕の登頂を褒め称えてくれているように見えた。