メキシコへ出発 | windance の亜米利加放浪記

メキシコへ出発

2週間後、僕たちはメキシコまで60時間のノンストップ・ドライブを開始した。


集まったメンバーはリーダーも含めて9人、女の子も3人含まれている。外国人は僕ひとりだった。車のメカに強いメンバーのひとりがワンボックスカーを提供してくれ、運転席と助手席で交代しながら運転を続け、残りの7人は後部のスペースで睡眠をとるという方法だった。


ところが、これが決して快適なものではなかった。


車の後部スペースで、7人が身体を伸ばして眠る、というのは相当な難題だったからだ。7人が横並びになると、肩幅の方が広いため、最後の2人ぐらいは車の後ろからはみ出してしまう。結局、隣どおしで頭と足を交互に配置して眠ることとなった。これでぎりぎり収まったが、自分の顔の両側に左右の人の足が来るので、慣れるまでは臭くて臭くて眠るどころの騒ぎではなかった。悪臭に満ちた車の後部スペースが宿だったとは、宿泊費がかからないのは当たり前だ!


僕は急に先行きが不安になった。