コブコブの急斜面アイスバーン
このスキー・レッスンに通いながら、毎回、僕の心を奪う光景が見られた。
レッスンが行われる緩やかな斜面の隣には、斜度が40度以上はあると思われるコブコブの急斜面があった。丘を切り開いて作ったと思われるエキスパート用の急斜面だ。表面には不規則なコブがびっしりと並び、しかもその表面はテカテカに光っている。このレベルの斜度になると、雪が降っても積もらない。シーズン初期に降った後に滑り固められた雪が、午後の日差しで溶けては凍結を繰り返し、硬いアイスバーンとなった氷の壁だ。
アイススケートのリンクを波打たせて垂直に吊るしたようなその斜面を、なんと蝶が舞うように滑り降りるスキーヤーたちがいた。