友人たち | windance の亜米利加放浪記

友人たち

ホストファミリー以外とは、大きく分けて2つのグループに接した。


ひとつ目は、オタク風の僕のホストブラザーが属するいわゆる「テッキー軍団」だ。パソコンやエレクトロニクスを趣味とするこのグループは、数人で連れ立って近くのオフ会などに参加する。当然女性は皆無で、いったい何が楽しいのかよく解らないという感じだ。


ただ、その中のひとりのお父さんが近くの湖に大型ヨットを所有しており、そこに1週間招待された時は家族の暖かみをしみじみと感じた。水上スキーや船上バーベキューなどは、僕にとって初めての体験だった。


もうひとつのグループは、留学生が到着したと聞きつけて、毎晩僕を誘いに来る不良連中だった。オタク風のホストブラザーとは全くウマが合わなかったが、連中はとにかく親切で気配りに優れ、僕にもしっかりとガールフレンドまで用意しておいてくれた。


合計6人~8人ぐらい、男女半々で近くの原っぱまで車で行き、日が暮れてから深夜までそのあたりを「散歩」するのだ。途中、三々五々と皆どこかへ散っていき、気がつくと女の子とふたりだけになっている。ところが真っ暗な草原は「キモ試し」をしているようで落ち着かず、二人っきりになってもそれどころではなかった。


ホストマザーは、僕を連れ出す悪友たちに強い警戒心を抱いており、学校での評判などをさかんにホストブラザーに質問していたが、機械にしか興味のない彼に悪友連中の信用度などを判断することはできなかった。