はじめまして。

霊獣を使いはじめて3年になるのですが、(度々遊戯王から離れてるんですがね…)ウィンダ・キムンファルコスの登場、そしてテンペストの釈放と、それなりには優遇を受けてきたテーマだなと感じています。

そんな霊獣ですが、今も昔も、初動の安定度に課題を抱えています。いわゆる「人」の 霊獣使い と「獣」の 精霊獣 を場に揃える所がスタート地点なのですが、テーマ内の初動サポートはかなり少ないんですよね。
霊獣使いは全員サイキック族ですから 緊急テレポート で展開できますし、墓地・除外ゾーンから蘇生するカードもありますので 封印の黄金櫃 でそれらのカードをうまく使えるわけですが、霊獣というテーマの特徴の1つに
●自分は「(精)霊獣(使い) 〜」は1ターンに1度しか特殊召喚できない
という効果外テキストがあります。ですので特殊召喚で場に出すのはあまり嬉しくありません。上記のカードたちはテーマ外ですし初動としては「妥協ライン」と言わざるを得ません。テーマ内の 霊獣の誓還 も似た理由で採用が見送られてますからね。

そういった展開サポートのもどかしさを 風霊媒師ウィン は解決してくれるかもしれません。

では長くなりましたが、テキストから。

  風霊媒師ウィン 星5 風属性
魔法使い族 ATK/1850 DEF/1500
このカード名はルール上「霊使い」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードと風属性モンスター1体を捨てて発動できる。デッキから「風霊媒師ウィン」以外の守備力1500以下の風属性モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性以外のモンスターの効果を発動できない。
②:このカードが手札に存在する場合、自分の風属性モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを特殊召喚する。


①の効果は 嵐征竜-テンペスト の条件が変わったものです。霊獣にドラゴン族は居ませんから役立ちませんでしたが、ウィンはこの効果がメインです。サーチできない霊獣モンスターは、レラとウィンダ、それとペトルフィンの3種だけですから、初動のテンプレと言われる「長老+カンナホーク」「長老+ラムペンタ」については全てサーチ対象になります。
 ウィン+長老orカンナorラムペ+風属性
という手札をテンプレムーブに持っていけるだけで初動の安定性はかなり上がると思われます。
ですがこのパターン、確率で言うと然程高くありません。長老さえ引いていれば妥協ムーブ自体はできますし、構築上15枚前後しか入れていない霊獣モンスターを2〜3枚引くこと自体結構少ないですからね。ですのでウィンの使い方としては
 英霊獣使い-セフィラムピリカ をサーチしてきて、ウィンとともにコストで捨てた精霊獣を蘇生するムーブをとるのが多いと考えられます。
先述していた妥協ムーブの一種にはなりますが、精霊獣自体はウィンダ含め5種いますから、ウィンさえ引いていれば(あと灰流うららのような妨害がなければ)高確率で精霊獣騎を立てられるのです!

この2種の使い分けができつつ、さらに後からドローしてきた際も②の効果で壁としては機能できますのでウィンの評価は高いのではないかと考えられます。発売前の現在では3枚を想定して回してみようと思います。

カードに対しての考察は1時間ほどしかしていませんのでまだまだ活用例があるとは思いますが、ひとまず第1回はこれくらいにしておきます。

大変長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。質問・ご意見がありましたら何なりとコメントしてください。