午後、赤堀歴史民俗資料館のSさんから連絡をいただき、赤堀歴史民俗資料館で9月30日(日)まで開催中の企画展「世界に馳せた明治の蚕種家 田島弥平展」に行ってきました。
午前中の「田島弥平旧宅の見学及びまゆクラフト体験」に続き、本日2本目の世界遺産関係のレポートです。
入口では世界遺産関係ののぼり旗、企画展ののぼり旗が入館者を出迎えてくれます。
今回の企画展では清涼育を考案し、総櫓付き瓦葺きの養蚕農家の原型を完成、普及させた田島弥平の生涯に焦点を当てています。
☆展示品1
☆展示品3
今回の企画展では、市重要文化財に指定されている「養蚕新論」の版木、宮中御蚕所奉仕恩賜品、欧州から持ち帰ったコーヒーカップなどを展示。
田島弥平宅を参考に建築された山形県松ヶ岡開墾場と弥平との関わりなどを紹介しています。
また、明治の大洪水を契機に分村される以前の1852(嘉永5)年の島村絵図なども見ることができます。
9月16日(日)には、横浜開港資料館副館長 西川武臣氏による講演会「世界に馳せた明治の蚕種家 田島弥平」が予定されています。
西川氏は、江戸から明治期にかけての島村と横浜港との関わりに関する研究の第一人者です。貴重なお話を拝聴することができるものと思います。
これを機会に世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産のひとつ、我が伊勢崎市の田島弥平旧宅について、さらに理解を深めてみませんか。
本日、企画展の連絡をいただき、展示品について時間が過ぎるのも忘れて懇切丁寧に説明してくれた館長のSさん、本当にありがとうございました。
行政のトップも含め、行政機関が島村の世界遺産登録に向けて本腰を入れて取り組む様子を垣間見ることができ、心強いかぎりです
今後、世界遺産関係の主管課として対応する企画部企画調整課、教育委員会文化財保護課のみなさんの取り組みから目が離せません!