はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?


ア 「そんなの出来るわけねーじゃん!!」



グ 「じゃあ今すぐ島に帰るか?」



ア 「ふざけんなっ!!・・・あぁ勝ってやるよ!!勝てばいいんだろ!!


さっさと修行の内容教えろ、クソ師匠!!」



グ 「滝に打たれてこい!!っていうのは冗談でまずは俺と組み合いだ。


俺の動きをよく見ながらやれよっ!!」




こいつ漫画中毒??滝って・・・。



ア 「よっしゃぁぁぁ!!」

        ・

        ・

        ・

グ 「ただいま、ローゼ。駄目だ、こいつ。カスだよカス!!面白くないよぉ」



ロ 「駄目でしょ、あなた。もう少し優しく教えてあげなさいよ」



グ 「はぁ~い」



リ 「大丈夫?アーク、あざだらけね」



ア 「あいつ本気でやりやがった、くっそぉ。初心者相手に本気はないだろ!!」



リ 「それだけ強くなってほしいんじゃない?」



ア 「んなわけあるかっ!!俺を使ってストレス解消してるだけだろっ!!」



その修行は一ヶ月半ぐらい続いた。



グ 「ぉおっ!!なかなかやるようになってきたみたいだな」



ア 「うるせぇ!!遊んでるだけじゃねぇか!!本気出せよ!!」



グ 「おっと今日はここまでだ。新しい修行に入る!!」



ア 「おぉ!!待ってました!!」



グ 「ほいっ。」



ア 「ん?」



ア 「って木刀渡しただけ?」



グ 「そうだよ。じゃあスタート!!」



ア 「うわぁ!!」

         ・

         ・

         ・

グ 「ただいま、ローゼ。駄目だこいつ。くずだ。くず。」



ロ 「駄目でしょあなた。もっと優しく教えてあげなくちゃ」



リ 「・・・アーク?もっとあざ増えてるけど?」



ア 「うるせぇ。あいつ気抜くつもり全然ねぇよ。くっそぉ」

更新遅れてすいません。


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グ 「よし、今日から早速修行をはじめる」



ア 「よっしゃぁ!!・・・で、どんな修行でしょうか、師匠!!」



グ 「滝に打たれて来いっ!!以上」


何言ってんだこいつ??



滝に打たれるって漫画かよっ!!






グ 「というのは冗談で、ひたすら体を鍛える。


やはり強くなるには体の使い方を覚える事が基本だ」



ア 「そりゃぁそうだけど、俺は早く風を使いこなしたいんだ。


体は別に後でもいいだろっ・・・。それよりもまず・・・」



グ 「馬鹿野郎っ!!体あっての修行だ。まず体の使い方を覚えるとともに


精神力、忍耐力も自然とつき、後の修行でも役に立つんだよ」



ア 「でも・・・」



グ 「何か文句でも・・・?あ、あと三ヵ月後の大会、


お前もエントリーしといたから、よろしく」



ア 「ハイッ??」



グ 「この前の大会だよ。見ただろ?俺の完璧な剣捌き!!」



えっ?ナルシスト??なに付け加えみたいな感じで



さらっと重要な事言ってんだ??この人。そこ結構、重要だよね?


ア 「俺が・・・ですか?」



グ 「お前以外に誰がいんだよ?まぁそのためにちょっくら鍛えてやっから


その大会で決勝まで上がってこれたら、本物の弟子として認めてやるよ!!」



グ 「あっ、ちなみにその大会、確か千人ぐらい出るから」



ホントこの人、重要な事さらっと言うよな。



ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!



この人、どんだけ強いんだよっ!!



しかもまだ、本物の弟子として認められてなかったの???

ア 「アンドレー・グレイトン?」



リ 「知ってるの?」



ア 「グレイトンって確か村長から教えてもらった・・・」



グ 「何やら私の名前が聞こえたがキミたちは誰だね?」



ア・リ 「うわぁっ!!」

          ・

          ・

          ・

ア・リ 「すいませんでした」



リ 「びっくりしちゃって・・・」



ア 「あの~グレイトンさんですよね?」



グ 「あぁ、そうだよ」



ア 「ベリーゼ島の村長から聞いてませんか?


アーク・グレフィンです」



グ 「あぁキミが!!で隣の子が・・・リーシャちゃんか」



リ 「はいっ」



グ 「そうかそうか。まぁうちに来なさい」

           ・

           ・

           ・

ア 「ここ・・・ですか」



グ 「そうだ。入れ」



なんかすごそうな家だなぁ。もともとグレイトンさんが体が大きくて



相当マッチョだけど・・・。



「おかえりなさい」



グ 「ただいまぁ、ローゼ。ちゃんと大会で優勝したよぉ。すごいでしょ?


ねぇ?僕、偉いでしょ?10万Eちゃんと貰ってきたからねぇ」



あれ?なんかキャラちがくね?なんか相当甘えてね?



嘘だろ?



こんな人が師匠でホントに大丈夫かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ???

リ 「へぇー。ここがロノームかぁ」



ロノーム、ここは我が島ベリーゼ島を含む国、ノーランドの首都。



確かここからちょっと外れた村にじいちゃん推薦のグレイトン



ってひとがいるみたいなんだけど。



リ 「何あれ?人がたくさんいる!!アークッ行こ!!」



なんだか大きな音がぶつかり合っている。



なんだろう?剣?



リ 「へぇ~。今日はお祭りの日なんだって。


このお祭りは三ヶ月に一回あって優勝したら・・・えっ!!

  エクト

10万E!?すごいっ!!ちょうど決勝やってるよ!!


アークっ、見て行こうよ!!」

         ・

         ・

         ・

すげぇ。それ以外の言葉を思いつかねぇ。この二人めちゃくちゃ強い。



俺でもなんとなく分かる。すげぇオーラだ。



キンッ、カンッ、キン、キン、カキンッ。



木刀が一本、宙を舞った。



アナウンス 「勝負がつきましたぁぁぁぁぁぁぁ!!


優勝はぁぁぁぁぁぁぁアンドレぇぇぇぇぇぇグレイトンっっ!!」




うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。



リ 「あの人すごく強かったよねぇ。あれ?どうしたの、アーク?」



ア 「アンドレー・グレイトン・・・。」



なんか聞いたことあるような・・・。



あっ!!!

考え事をするときはいつもここだ。



俺が選ばれし者かぁ。

        ・

        ・

        ・

ア 「はぁ~。あれ寝てた?って朝になってる!!」



俺は走った。ベリーゼでいろいろ考えた。



今までの事。これからの事。結果はこれだ!!村長!!



ア 「村長!!」



村 「なんじゃ朝っぱらから」



ア「俺、この島を出る!!」



村 「・・・。」



ア 「俺はこの前リーシャを守れなかった。


怖かった。死ぬのが怖かったんだ。

  

でも俺はウインドメッセンジャーになった。


これは何かの運命だと思う。


もっと強くなりたい。この力を使ってみんなを守りたい。


もうあんな弱い自分を見ないために、強くなって


リーシャを守りたいっ!!」




村 「そうか。だがアリエルはどうする?あいつはまだ10歳だぞ」



ア 「アリエルは村長に預ける。ってかあんた俺たちのじいちゃんだろっ」



村 「そうじゃな、分かった。だがどうするのじゃ?


強くなりたいといっても一人じゃ無理じゃろう?」



ア 「そうだけど・・・。」



村 「仕方ない、じゃぁ、あいつに頼んでみるかの」



ア 「サンキュー村長!!」



村 「ところで・・・リーシャ。


いつまでそこで盗み聞きしておるつもりじゃ?」



ア 「えっ!?」



ドアが開いた。



リ 「あちゃー。バレてた?」



村 「当たり前じゃ」



リ 「じゃあ私もアークと一緒に島を出よっかなぁ。


私もアークにしっかり守られないといけないし」



ア 「///・・・。お前そんなときから聞いてたのかよっ!!」



リ 「へへっー」



ア 「じゃあ村長!!いや、じっちゃん!!


俺らは明日からこの島を出る。アリエルを頼んだぜ」



村 「あぁ、任せておきなさい」



そして朝日は昇った。



リ 「みんなじゃあねー。またすぐ戻ってくるからねー。」



みんな 「いつでも待ってるぜぇ」


みんな 「リーシャ、アークを頼んだよっ」


ア 「逆だろっ!!」



はははははははっ。



みんな 「またいつでもイタズラしに戻って来いよぉ」



そういって俺たちはこの島をあとにした。

それは母さんが死ぬ前のことだ。


母 「アーク。大きくなったわね。今、13歳だっけ。


私はもうすぐこの世からいなくなっちゃうかもしれないの。アーク。


あなたに受け取ってほしいものがあるの。」




そういって渡されたのは小さな袋だった。中には何かが入っていた。




母 「これはねうちの一族が代々受け継いできたものなの。開けちゃだめよ。絶対開けちゃダメ」


そういって貰っといた。なんだか良く分からなかった。




ア 「そんなこと考えないで。母さんはまだ生きてるんだ。病気を治すことだけ考えて」




母 「そうね。アーク。ありがとう。あなたは本当に優しい子ね」

                 ・

                 ・

                 ・

そうだった。母さん。




村 「それを開けなさい。アーク」




ア 「はっ!?これは母さんにもらった大事な形見だ。開けちゃダメって言われてんだよ」




村 「いいから開けるんだ」




母さんごめん。そして開けた。なにやら透明の玉のようなものが出てきた。




ア 「何だこれ??」




村 「やはりな」




ア 「えっ!!知ってるの村長!!」




村 「まぁな」




村 「アーク。良く聞け。これはなこの島に代々伝わる


ホーリーストーンと言うものじゃ。


このホーリーストーンはこの世界に9個あるとされている。


火、水、風、雷、木、氷、石、天、地の9個じゃ。


その中の風が今ここにある。お前は風に選ばれし者。


この世界ではウインドメッセンジャーと呼ぶ。


このホーリーストーンは必ず存在し、まだ見つかってないかもしれないし


お前のようにもうメッセンジャーと巡り合っているものもある。」




ア 「はっ!?何言ってんの村長?わけ分かんねぇ。


だいたいなんで9個しかないストーンを母さんが持ってるんだ?」




村 「もともとストーンはこの村の村長に預けられていたんじゃ。


わしにも息子がおる。そいつはお前の父さんなんだ。父さんが


母さんに渡しておったのじゃろう」




ア 「へぇそうなんだ。・・・ってじゃあ俺、村長の孫って事?


じゃあ俺、将来村長になってたの?」




村 「そうじゃ。村長は代々グレフィン家が継いで来たのじゃ」




ア 「頭の中がパンクしそうだ。ちょっといろいろ整理する時間をくれ」




そういって俺は部屋を出た。




リ 「何だって?」




ア 「さぁな。なんだかわけ分かんねぇよ」




リ 「そう・・・。」




俺はそうして村長の家を出た。向かった先はベリーゼ。




いつの間にか外は夜になっていた。

リ 「アーク。アークッ。・・・大丈夫?」



何があった?どうして俺は村長の家のソファに寝てるんだ?



リ 「村長!!アークが起きたよ!!」



村 「おぉ、アーク目が覚めたか。大丈夫か?」



ア 「リーシャッ!!無事かっ!?大丈夫かっ?」



リーシャの腕には大きく包帯が巻いてあった。



ア 「お前どうしたんだ、ここっ!!」



リ 「あいつらにちょっとやられちゃった」



ア 「大丈夫なのか?」



リ「うんっ!!アークのおかげっ!!ありがとう、アーク。怖かったけどアークが助けに来てくれたから。ちょっと見直しちゃった。アークってあんなに勇気あったっけ?」



ア 「へっ??俺がっ??」



リ 「覚えてないの?あのときのアークかっこ良かったのになぁ」



村 「アーク、気分は悪くないか?ちょっとわしの部屋に来い」



ア 「あぁ」



俺は村長の部屋に行った。まだ頭が痛かった。何があったんだ?



俺は飛び込んで行って・・・。それからの記憶がない。。。



村 「お前自分が何をしたか覚えてないのじゃな?」



ア 「あぁ。記憶がないんだ。何があったんだ?」



村 「ちょっとポケットに入ってる物、出してみぃ」



俺、なんかポケットに入れてたっけ?分からなかったがとにかくポケットをあさくってみた。



ア 「何だこれ??」



机の上に出した。これはっ!!母さん。俺を守ってくれたんだ。



机の上には母さんからもらった形見があった。

村 「どうするのじゃ、アーク。エリーナがいなくなった今、お前らはどうやって生きていく?わしの家に来るか?」


さすがにそれは嫌だった。そんなんじゃ何回怒られるか分かんねぇよ。



ア 「わかんねぇ。正直実感が沸いてこねぇんだ。帰るとまた母さんが家にいるんじゃねぇか。手ぇ振って待っててくれるんじゃねぇかって。でもまだこの島は出ねぇ。まぁ村長は嫌いだけど俺、この島が大好きだからさっ。」


村 「一言多い!!まぁいい、しっかり考えておけよ。」



ア 「はいはい分かったよ。じゃあな。」



正直言うととても不安だった。これからどうやって俺は生きていくんだろう。



母さんが大好きだった。思い出すだけで涙が出てきそうだった。




そういえばみんな何処だろ?



「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



何だ!?何があった?この声はリーシャ?



何処だ?この声の方向はベリーゼッ!!




なりふり構わず走った。リーシャ。



そこには他所から来た奴らに捕らえられていたリーシャがいた。



人がたくさん集まっていた。



「おいっ、こいつを殺されたくなかったら、村長呼んできなっ!!」



リーシャを助けたかった。でも怖かった。殺されたくなかった。



村 「何事じゃっ!?」


                                         エクト  

「おぉ、やっと来たか村長さんよ。こいつを殺されたくなかったら10万E持ってきな。早くしろぉぉぉぉぉぉ!!」                      


*10万E=50万円ぐらい



村 「分かった、分かったから落ち着け。今、持って来る。」



何やってるんだ俺は、さっきエリーゼで決めたじゃねぇか。



リーシャは俺が守るって。動け、動けよ、俺の脚だろっ。



ア 「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



・・・・そのとき、俺のポケットで何かが光った。

島の中央には大きく雲のような「べりーぜの樹」がそびえ立っている。



そう俺の村は島の上にある小さな村なのだ。



俺の名前はアーク。アーク・グレフィン。



俺は今まで、ベリーゼ村で生きるための色々な事を



学んできた。



母の名前はエリーナ・グレフィン。



とても優しいお母さんだった。



いつもそばにいてくれて、僕らの事を見守ってくれていた。



母さんが僕らの前からいなくなったのは、三日前。病気だった。



とても苦しそうだったんだ。母さん、どうして母さん。



まだ僕は13歳なんだ。兄さんは母さんの病気を治すために



この島を出て行った。母さんが死んだこと知らないんだろうなぁ。



弟のアリエルだってまだ10歳なのに。



父さんの事はあまり覚えていない。俺が生まれてから数年後この島を出て行ったんだって。



母さんとの約束を破って、未だに帰ってこない。母さんが死んだ時だって戻ってはこなかった。



「ねぇ、アーク何してるの?」



こいつはリーシャ。元気馬鹿な奴なんだけど、こいつも小さいころに



父さんを亡くしてる。辛い過去を持ってるんだ。



いつもは元気なんだけど、何かあると陰で泣いてるんだ。



俺は知ってる。弱いところを見せまいと、強がってるだけなんだろうなぁ。



こいつだけは俺が守ってやんないと。



こいつは必ず俺が守るんだ。何があっても・・・。



リ「ねぇ、聞いてるの?アーク。ねえってば・・・。」



ア「あぁごめんごめん。ちょっとボーッとしてた。。。」



リ「村長が呼んでるよっ!!」



ア「へっ?うわぁぁぁぁ」



リ「きゃぁぁぁ」

          ・

          ・

          ・

リ 「痛ったぁ。アークッ!!何回ベリーゼに上るなって

   

   怒られたと思ったんの?落ちるぐらいなら上らないでよっ!!」



ア 「わりぃ。・・・大丈夫かリーシャ?」



リ 「ちょっとしたかすり傷程度だから大丈夫かなぁ。」



俺は樹から落ちた。それほど村長が苦手なんだ。



何度あの人に怒られただろう。ちょっとしたイタズラでも



相当怒られた。




村長の家はかなりデカイ。ドンだけ偉いんだあの人は・・・。



ア 「村長来たよ。何?」


村 「アーク。やっと来たか。まぁいい。座れ。」


そこには大きなソファアがあった。



これから何話すんだろう?ちょっと不安だった。



母さんがいなくなった今、俺らはどうやって生きていけばいいんだろう。