現実離れの空飛ぶクルマ
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230413-OYT1T50148/
この記事を読む少し前の事
大阪万博で空飛ぶ車のデモ計画している会社があるとの情報を掴んでいました。噂に毛が生えたレベルですけどね(笑)
ここで、私は大きな疑問を持ったんですよね。
何故か?
それは、TC
(型式認証)が取れるのか?
TCを取れなくても、MRJ の例があるように、特定の条件下なら飛行は可能ですし、ウルトラライトのレギュレーションに入るようにすれば、離着陸場周囲1.5キロ、高度200m以下で飛行をさせるのなら無免許で飛ばすことは可能です。
まぁ、そういうレベルの機体か海外の機体かな?と思っていたのですが、今回の記事ではSky drive社が二億円で予約販売をするというニュースが出てきました。
リリースは、2025年
まさに大阪万博の年です。
そのSKY DRIVE 社のホームページにも明記してますし、国内1号オーナーも決まっているようですね。
ベトナムからも100機の契約があると書かれてましたけど、飛ばなきゃMRJと同じで、最終的には違約金を払ってドボンです。
すでに飛ばしている機体があって、米国で飛行試験を繰り返してFAAの型式証明取得に準備を着々と進めているのなら、可能性もありますけどね。
でもね
本当に大変なんですよ
試験用に耐空証明を取って、数千時間は飛ばさないとね。
どうなんですかね?
まだ、機体も完成してないのに土俵にも上がれないと思いますけどね。
秘密裏にやってるって?
こういうのは、少しでも予約を増やそうとするから普通はオープンにするんですよね。
機体性能で秘密にしたいとかあるのでは?
と思うかもしれませんが、この手の機体の機密技術は、電力制御とか飛行制御、安全対策システムとか、ほとんどソフトウエアなので、表に出ることはないんですよね(笑)
そして、価格
2億円って、ロビンソンR-44は、4人乗りで7000万円弱で買えます。たった10分しか飛べなくて、充電にかかる時間とか考えたら車で移動するのと変わらないし、ヘリと同じようにヘリポートを使うならロビンソンの方がずっとコスパは良いですよね。
どう考えても、間に合うと思えません。
私は、空飛ぶクルマを否定しているのじゃなくて、むしろこのようなものが新しい交通システムを作ってくれることに期待をしています。
そのためには、コスト、安全、運用の手軽さが必要だと思っています
これを満たす機体の条件は、あくまでも私見ですが、
4人乗り
電動駆動
飛行時間30分以上
価格 5000万円以下
ですかね。
価格はさておき海外ではすでに飛行試験を重ねているベンチャーがいくつもありますので、輸入機体か日本の離島を結ぶ日は近いかもしれませんね。