一級小型船舶操縦士免許を取りました | 釣り師風来坊のつれづれ日記

一級小型船舶操縦士免許を取りました

新型コロナの感染爆発で、都道府県をまたがる移動もやりにくく、くそ暑い日が続いていたり、財布の中身が寂しくなったりして、暫く魚釣りも行っていません。

 

そんな中ですが、長年の野望の一つである一級小型船舶操縦士免許を取りました!

 

これで、陸(自動車)、海(船)、空(パラグライダー)のライセンスを取得し後は水中と宇宙位ですか(笑)

水中は、パラグライダーをやっていると潜れないし(潜水病のリスクが高い)素潜り程度で十分です。宇宙は・・・・・・わたしゃ某アパレル会社や某クラウドサービスのセレブ社長ではないので、完全にアウト(笑)

 

さて、一級小型船舶操縦士・・・長いんで一級船舶としますが、ボートの免許には、大きく3種類あります。

一級、二級、特殊 ・・・・ とあります。

 

特殊ってのは水上バイク専用の免許でこれがないと水上バイクを操縦できません。逆にこの特殊免許では普通のボートは操縦できません。一級と二級の違いは、岸からどこまで離れて操縦できるか・・・の違いです。

 

操縦できる船に変わりはありません。20トン未満のエンジン付きの船舶ですね。

余談ですが、遊漁船の殆どが20トン未満なのは、この小型船舶免許で操縦できるからです。

 

それで、二級は、岸から5海里まで(約9km)一級は、制限なし・・・世界一周もできるってことですが、現実問題として、離島付近まで行こうと思えば大抵はこの免許がないといけません。しかし、50海里以上離れると資格を持った機関士を乗せなくてはならず、事実上行けないと思っていいです。ヨットは大丈夫だそうです。

 

もっとわかりやすく書くと、外洋で船を操縦して釣りをしたい人は、一級、内海(東京湾、大阪案、瀬戸内海等)で船を操縦して釣りをしたい人は二級みたいに判断すると良いかと思います。

 

試験内容は、筆記試験の内容に違いがあります。

1級の人は、上級科目という問題(14問)を6割以上取らなくてはなりません。

一級二級共通で一般科目が50問あります。これも6割以上取らなくてはなりません。ただし、各科目で5割以上取った上で合計が6割以上ですから偏った成績だと不合格になります。

 

それで、この免許の取得方法ですが、大きく3つあります。
1.直接国家試験を受験する。

2.スクールに入って国家試験を受験する(受講方法で、実技試験が免除のコースもあります)

3.認定教習所で資格を得る(国家試験は免除されます。

 

3番が一番楽ですが、その分日数とお金もかかります。

私が選んだのは、2番のスクールに通って国家試験を受験する方法を選びました。

 

既に免許を持っている人に相談したところ大手が安心だという事で、ヤマハのスクールに行きました。

このご時世なのでなるべく密のない場所ということで、土浦マリーナの会場を選びました。

 

スクールは、学科が2日(二級の人は1日)実技講習が1日、合計3日の講習を受けた後、国家試験を受けます。
学科はかなりの量を詰め込むので、国家試験まで2週間あったので、家で問題集を解きながら復讐をします。

 

実技試験は、復讐はできませんので、YOUTUBEなどでイメージトレーニングをしました。

 

さて、ここで少しだけ1級で受ける上級科目について説明します。

大きく、海図を使った航法の試験が3問あり、それ以外に気象問題や航路に関する問題と、メカニックに関する問題があります。
やったことのない人には、航法の計算問題と気象問題、メカニック問題はかなりハードルが高くてしっかり勉強をする必要があると思います。
私は、というと・・・実は大学で地学(土木地質も含む)を専攻していたので、測量士補を持っているうえ、天気図はラジオの気象通報を聞きながら普通に書けるレベルです。

メカニックは中学の技術家庭で習っているうえに機械いじりが好きだから殆ど知っている知識でした。
海図は初めて触れましたが、測量の知識があればすぐに書けます。気象に至っては一時気象予報士を取ろうかと考えたくらいで、全く勉強をする必要はなし。とまぁかなりずるいですよねぇ (^^;;;; (だから満点でした)

私には、一般科目の方が難しかったです。(ヒヤヒヤ合格ライン)

 

大誤算は、実技試験です。操縦方法は全く違いますが、パラグライダーの動きに船は似ているので、着岸のアプローチや操縦時の癖などある程度修正をすることができるのですが、この日は、大雨で・・・あっちこっちで川が氾濫するほどの大雨で・・・・
でも、試験官は情け容赦なしに課題を出してくるんですよ。(^^;;;

一番参ったのは、視界が悪いのに、眼鏡が曇る。さらに横風でボートはクルクル回る。試験官が目標を指しても、周囲警戒を終わる2秒後には、目標をロストしてしまう。試験官に何度も聞きなおしてやっとこさ目標をロックできる始末でした。(>_<)

着岸は何とか出来たんですが、そのあとの係留がぱにくって大きなミスをしてしまいました。もう情けなくてねぇ・・・・

それでも何とか合格出来てよかったです。

 

しかし、私に船を買う予定も余裕もありません。

 

じゃぁなんで取ったの?って聞かれるかもしれませんが、今は、レンタルができるんです。
500万円位のボートなら夏場の土日で6時間2万円位(燃料別)です。だいたい4~6人は乗れるので、割り勘にすれば、5千円位です。

小さな湾内専用レンタルボート(例えば尾鷲なんかにある)なら1万円前後でしょうか・・・・安い遊びではないですが、庶民が貯金をして年に数回遊ぶくらいは余裕で来ますよね。魚釣りが目的だけなら、遊漁船。ちょっとピクニック(クルージング)+魚釣りだったらレンタルボート。

とまぁ、こんな遊び方を考えています。