さぁ翼よ、筑波山へ行こう! (その2) | 釣り師風来坊のつれづれ日記

さぁ翼よ、筑波山へ行こう! (その2)

エリアに着いてい見ると皆ぶっ飛んでいる

どうしたんだろう?

最近子育てもひと段落して、復活し毎週のように飛んでいるN君が降りてきた

「サーマルないの?」

「全然駄目です」

「これからなのにね 直ぐに上がるけど、一緒に上がる?」

「いや僕はもう良いです 下で見ていますよ」

勿体無いと思いながらも、チャンスタイムを逃したくなくて同じく降りてきたNさんと一緒にT.Oにあがる


T.Oにはいいブローが入っているけど、北絡みでちょっといつもと違う

上空には見事なシアーの雲がある

雲低は2000m位だ


Fさんが先に飛び出す

T.O前で高度は充分あって、そのまま南の尾根に向かった


私は、準備をしながらFさんの姿を探したが、わからなかった

グライダーを敷き終えて、セットアップが終わった頃

Fさんが無線で今降りたと言ってきた

なんと・・・

コンディションは悪くないし、Fさんの腕ならサーマルをヒットすれば確実に上げられる


風を見ていたT.OディレクターのOさんが、北が強いと呟いた

T.Oにはまっすぐ西の風が入るが、北からの回り込みがあった

私は、Oさんに

「北が強そうだから北を攻めるかもしれません」

といった

Oさんも頷く


私の気持ちは決まった

風の状況から南では上がらない

上がるなら北だ


北側に開けるL.Dを地主に返してから

クラブ員は北を攻めなくなった

攻めすぎて高度を失うと、休耕田か農道に下ろすしかないからだ

私は最悪そうかもしれないが、上がる方にかけようと思った


戻れなくなることを心配して中途半端な攻め方をすれば間違いなくぶっ飛ぶ

頭の中には、攻めるポイントはインプットしていた

他のクラブ員ならそこまでは行かない

しかし、田んぼか農道に下ろすと決めればなんのリスクもないポイントだ



私は、Aライザーを軽く引いた

さぁ、大空に向かって羽ばたけ!


その3へつづく