『猫を処方いたします。』読みました。
続編があるようで、謎が残ったお話でしたので、
さらっとネタバレあります。
良い心療内科があると風の噂に聞いて、
細い路地の古いビルにある『中京こころのびょういん』を訪ねる人々。
ブラック企業に勤める若者、
年下の女性の上司が気にくわない中間管理職の男性、
小学生の娘との会話のズレに困る母親、
完璧主義の鞄デザイナー、
飼い猫が行方不明になって苦しむ芸妓さん……
そんな彼らに奇妙な医者が処方してくれるのはなんと猫!
それでほんまになんとかなるの?!
(≧▽≦)
母上が貸してくれた小説で、
人気があって、続編もあるそうです。
不思議な話でした!
僕はアニマルセラピーとかの、
動物を使役する職業にあまり賛同できないので、
はじめは猫ちゃんをそんな都合よく使うのはどうなんだと思ってたんですが、
どうもこのクリニックには裏があるようで、
そこがすごく気になって、
あっというまに読み終わりました。
楽しかったし、
動物を飼うことの責任についてもちゃんと書かれてたので、
そこはホッとしました。
基本的に出てくる人がみんな猫好きなのも、
読んでいて楽しいポイントですね。
でも、クリニックの謎は解けませんでした!
気になりすぎる!
クリニックの医者と看護師は猫又で、
自分にとって大事な人間の姿を模して生活している。
だから看護師の千歳さんは芸妓のあび野さんにそっくりなのだろうと思ってるんですけど、
彼らがなんでこんな商売をはじめたのかは謎。
どういう仕組みなのかも……
心療内科をやっているつもりはないんだと思うんですよ、
お世話になった動物病院の先生の名前が“心”さんで、
心先生とみんなに呼ばれているので、
“こころのびょういん”という名前をつけたんじゃないかなと。
診察も適当だし……
でもズバっと鋭いことも言う。
本来心療内科や精神科では、
なにかを解決するとかそういうものではなく、
その人の話に寄り添ったりするから、
それでいいのかもね……
(^_^)y-゜゜゜゜゜
空き部屋のはずの部屋の前に立ち尽くした美女が
ドアに向かって「かえってきて……」と呟いて、
事情を知らない近所の人が「こえー……」となるシーン、
ホラーっぽくて好きです。
あび野さんの気持ちを考えると笑い事ではないのだが、
知らない人からしたら怖すぎるよね!
(^-^)スキ!
あと、中京ビルジングの住所が、
「中京区麩屋町通上ル六角通西入ル富小路通下ル蛸薬師通東入ル」!
京都の人間じゃくてもこの住所はおかしいと気づくと思いますが、
これだとぐるぐるまわっちゃうことになるんよね。
でも、この半分ならあり得るのよねー。
京都の住所あるあるw
(≧▽≦)アハハ
嶽本野ばらさんの小説に出てくる世界の終わりの雑貨店も確か富小路にあった気がする……
秘境異次元・富小路www
(≧▽≦)アハハ
ブログタイトルは、今時の小学生はかかりつけのカウンセラーにお悩み相談するとクラスメイトから聞かされた小学生の娘さんが、
お母さんと一緒にこのクリニックにやってきたときのエピソードから。
クラスに派閥があり、どっちの派閥に入ったらいいですかというお悩み!
それにこの先生は「顔がデカいほうにつきなさい!」とアドバイス!
なんでや!
(≧▽≦)アハハ
でも、猫目線で考えると、
なんかそれなりに意味があるのかもしれん。
知らんけど。
(≧▽≦)ギャハハハハハハハハ
なんのかんのと楽しく、
ほっこりしたりしました。
続編で謎が解けるのかめっさ気になります!
母上、続きも貸して~!!
へっぽこハンターコトワでした!
(^_^ゞ