先日、母上のコネで、
田中優子さんの講演会を見てきました。
今どきのテレビのニュースで、
僕が唯一ぐらいに信用してる番組・
サンデーモーニングでもご活躍の江戸文化の先生です。
学徒出陣から80周年、
教育現場と戦争、
ジェンダーギャップ、LGBTQ差別から、
人権のお話を、
ご専門の江戸文化に絡めて、おもしろく、わかりやすくご説明いただきました。
人権という概念は西洋からきたもので、
日本のものじゃないと思ってる人が一定いますが、
もとは自由民権運動から来ていて、
そしてその運動は江戸時代から種が蒔かれていたという話がおもしろかった!
江戸の農民はしょっちゅう一揆してたって!
で、武士たちは農民の年貢などで生活してるから、
彼らがモノを納めてくれないと困る。
モノづくりをしている側のほうが強いので、
だいたいの要求は通ったそうです。
ときどき一揆のリーダーは斬首になるんで、
リーダーがばれないように円形に記名するとか、
ほんと、たくましい!
積極的に政治に参加して、
粋でいなせで、情にもろくてエネルギッシュ、
江戸時代の人たちって、今の日本人とは別人みたいや……
なにを間違えたんだろう、
それはやっぱり明治時代が悪いんや……
LGBTQの話にしても、ゲイは江戸時代ではふつうだったのに、
明治で当時の西洋文化に合わせたので、
それを差別するようになったわけで。
江戸時代の身分制がなくなり、
明治で西洋の真似をして“戸主”を中心にした家族の固定観念が生まれます。
それがいわゆる家父長制ってやつですね。
クソがーーーー!!!
(*`Д´)ノ!!!
失礼しました。
m(_ _)m
そんな歴史の転換期にすべて間違えた結果があの戦争ですよ…
反省しないといかんのに、
あの明治時代のあれこれを参考にしようとしてるヤバい流れがあって、
まさに、“戦前”の空気に近くなっている……
みなさん、選挙にいって、
ヤバい流れを止めましょうね!
("`д´)ゞ
いろんな映画や時事ネタのお話も盛りだくさんでおもしろかった。
インド映画『燃えあがる女性記者たち』のお話、
すごく嬉しかったです。
インドの最下層の女性たちがスマホひとつで取材するカバル・ラハリヤという新聞社のドキュメンタリーで、
見に行きたいと思ってる映画です。
(^-^)
とても面白かったので、
田中先生の江戸文化の本を買ってみようかなと思ったよ。
( =^ω^)
ブログタイトルは、母上のコネだったのですが、
母上は仕事があったので、僕ひとりで会場に行きまして。
学校関係者の顔をして、
ちょっとしたスパイ気分で出かけました。
(* ̄ー ̄)
京阪電車で本を読みながら会場に向かってると、
ふと隣に着物を着た人が座りました。
田中先生でした。
あの…スパイなのに現場よりまえにご本人にうっかり遭遇って…
スパイ失格じゃん!!
(≧▽≦)アハハ
そんな、へっぽこスパイコトワでした。
(^o^ゞ
おまけ!
会場がちょうど京大病院の前だったので、
IPS研究所の外壁を見てきたよ。
インド映画『バーフバリ』のクマラ役の俳優・
スッブこと、スッバラージュさんのファンの皆さんが寄付をして、
外壁にお名前が載ってると聞いたので!
(詳細は過去ブログ、どぞ!)
うれしい!
ファンの素敵なかたち!!
( =^ω^)