絶版という恐怖があるんだよ | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

先日テレビで絵本の話題をやってました。
大変興味深かったです。

絵本の読み聞かせをしつけに使おうと思っちゃダメとかね。

そんなんおもしろくないし、
あとまで心に残るわけないんですよ。

これを読んだら優しい子になるとか、
ちゃんと○○ができるようになるとかね、
そんなんただの個体差ですからね。


読み聞かせのおもしろいところは、
こどもは字を追わなくていいので好きに絵を楽しめるところだそうです。


大人が気にしない色の変化などにも気づいてるって。

なるほどねー。


あと音の響きで覚えたことはずーっと覚えてるとも。

谷川俊太郎さんの、
同じフレーズが繰り返される言葉遊びのある絵本は、
こどもたちはすぐに覚えて合唱しだすらしいよ!

そういえば僕もあらすじは覚えてなくてもなにかの言い回しはめちゃくちゃ覚えてるな…


昔『ジョゼット』という絵本のシリーズがあって、
眠たいパパにお話をせがむ話が大好きだった。

パパが話してくれたお話が、
登場人物全員の名前がジャクリーヌという話。

女の子の名前はジャクリーヌ、
いとこの名前はジャクリーヌ、
いとこが持ってる3人の人形の名前はジャクリーヌとジャクリーヌとジャクリーヌ、
みたいな感じ。

最後にメイドがやってきて、
こんな酔っぱらいのお父さんのヨタ話を聞いちゃダメと言うんですが、
そのメイドの名前がジャクリーヌっていう。

「メイドの名前もジャクリーヌ」っていうフレーズが我が家で大流行しました。
(≧∇≦)


脳に銃撃を受けて失語症になった政治家さんが言葉を取り戻したドキュメンタリーを見たんですけど、
歌みたいに節をつけて発音して言葉を覚え直してらっしゃいまして。


テンポとか響きとか、
そういうことが脳を活性化するのかなあって思ったよ。


この『ジョゼット』シリーズ、
母がわざわざ書店に取り寄せてもらったというから、
母のセンスもすごい!!
ヾ(=^▽^=)ノ


会社の若者に「今ならアマゾンに頼めばいいだけだから楽ですよね」って言われ、
アマゾンにないときあるやんと返したら、
大層驚いた感じで、
「アマゾンにない本なんてあるんですか?!」って。

あるよ!ざらに!
ヽ(;`Д´)ノ


あってもマーケットプレイスで書影もなしにえらい高値になってたりするんですよ!


なぜなら、世の中には絶版という事態があるから!


リメイク版を見る前にオリジナルを再び見なきゃと思い、
『サスペリア』探してるけど、
ディスカスさんから「絶版で十分な在庫がない」というアナウンスが来てビビる、
へっぽこハンターコトワでした!
(-ロ-;)


コレクターズアイテムみたいになってる高いやつならあるらしいんですが…
さすがにそれは…
(^o^;)