(単行本)

1/05 太田忠司「琥珀のマズルカ」(講談社ノベルス)

1/07 三崎亜記「海に沈んだ町」(朝日新聞出版)

1/18 越谷オサム「せきれい荘のタマル」(小学館)

1/19 奥田英朗「純平、考え直せ」(光文社)

1/19 若竹七海「ポリス猫DCの事件簿」(光文社)

1/19 平山夢明「不道徳教養講座」(光文社)

1/26 瀬尾まいこ「おしまいのデート」(集英社)

1/26 井上雅彦「夜の欧羅巴」(講談社)

1/27 桜庭一樹「本に埋もれて暮らしたい 桜庭一樹読書日記」(東京創元社)

1/31 森見登美彦「四畳半王国見聞録」(新潮社)


(文庫)

1/14 貴志祐介「新世界より(上)(中)(下)」(講談社文庫)

1/14 二階堂黎人「双面獣事件(上)(下)」(講談社文庫)

1/20 都筑道夫「怪奇小説という題名の怪奇小説」(集英社文庫)

1/27 有栖川有栖「女王国の城(上)(下)」(創元推理文庫)

1/28 舞城王太郎「ディスコ探偵水曜日(上)(中)(下)」(新潮文庫)


400数冊読みました。

結構読んでますね……。


ではベスト本20を。

順位はつけてません。

というか、つけれません。


[ベスト本]

佐藤多佳子「第ニ音楽室」

倉阪鬼一郎「新世界崩壊」

道尾秀介「球体の蛇」

道尾秀介「龍神の雨」

坂木司「和菓子のアン」

小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」

梓崎優「叫びと祈り」

柚木麻子「終点のあの子」

笹生陽子「ぼくは悪党になりたい」

瀧羽麻子「左京区七夕通東入ル」

宮木あや子「花宵道中」

宮木あや子「太陽の庭」

近藤史恵「タルト・タタンの夢」

竹内真「自転車少年記」

池井戸潤「鉄の骨」

西村賢太「暗渠の宿」

有川浩「フリーター、家を買う」

冲方丁「天地明察」

吉田修一「横道世之介」

山本幸久「愛は苦手」


[発掘本]

連城三紀彦「夜よ鼠たちのために」


[作家別読書数]

1.東野圭吾 13冊

2.森博嗣 11冊

3.夢枕獏 10冊

4.五十嵐貴久 6冊

5.京極夏彦 5冊

5.石田衣良 5冊

5.星新一 5冊

5.荻原浩 5冊



笑い飯の優勝で幕を閉じました。

スリムクラブの方が面白かった、という声もよく聞きますし、俺自身もそう思うんですが、M-1という大会の締めくくりとしては笑い飯の優勝がふさわしかったんじゃないかと思います。

これだけM-1という大会が大きなものになったことには、笑い飯の9年連続決勝進出ということも少なからず関わっていると思いますし、笑い飯の二人がM-1を盛り上げてきたことは事実ですからね。

最後の松本のコメントも、そのまま受け取れば批判の対象になるでしょうが、松本がそんな単純な審査をする人だとはとても思えないですし、あの限られた時間で自身の審査理由を簡潔に述べるには、ああ言うしかなかったんでしょう、と俺は思ってます。


1.カナリア

正直、とても面白かった。最後の畳み掛けも良かったし、笑いの量という点では今回の9組の中では結構上の方じゃなかったかと思う。

しかしトップバッターという不利が働いてしまった故、最下位に落ち着いてしまったんでしょうね。

そしてやはりネタ自体が漫才の大会にはふさわしくなかった。

コント漫才を漫才じゃないと評する人がいますし、俺も多少そういう考え方を持っていますが、このカナリアの漫才はコント漫才以上に漫才ではない。

ボケとツッコミがない上に、極端な言い方をすれば、ただドレミの歌の替え歌を歌っているだけ。

面白いけど、このネタをM-1でやるべきではなかった、というのが正直な感想ですね。


2.ジャルジャル

なんともジャルジャルらしい漫才。

個人的には高評価をあげたいんですが、カウス師匠の79点が響きましたね。

確かに評価の難しい漫才であるし、いわゆるメタ漫才と言えるような漫才であったことを思うと、非常に実験的かつ挑戦的な漫才だったと言えるでしょう。

これを漫才と言っていいのか、というようなことを審査員の誰かが述べていましたが、正直そのコメントにはかなり疑問を抱きました。

漫才という線引きがどこでなされているのか。

これを漫才でないというならば、過去のM-1にも漫才でない漫才が多数存在していました。

いったい、審査員の人にとって漫才か否かの境界はどこにあるのかな、ということを思った漫才でした。

また、何よりもジャルジャルがコント師という印象が非常に強くなっていることも多少は影響したのかもしれないですね。

個人的には、もう少し評価されても良かったんじゃないかと残念な気持ちが強いです。


3.スリムクラブ

まず、あまりの斬新さに度肝を抜かれました。

まさにダークホースというにふさわしい会場のかき回しっぷり。

4分という短い時間にいかにボケ数を詰め込むか、ということがM-1での定石になっていましたし、それはこの最後のM-1までずっと受け継がれてきた考えでした。

おそらくほとんどのコンビの頭の中には、とにかくボケ数を詰め込むということが第一にあったように思います。

そんな考え方を破壊し、さらに爆発的なウケまでさらってのけたスリムクラブ。

この段階で強烈な印象を残したことは間違いないですね。

間を効果的に使うコンビは他にPGBがいますが、PGBよりも間の使い方が極端ですね。

できれば10分くらいの長尺でみたいな、と思わせるネタでした。


4.銀シャリ

スリムクラブの後の割にはかなり頑張ったな、という印象。

ようやくでてきた正統派漫才。

前の3組が変化球ばかりだったので、割と好意的に受け入れられたのではないかと思います。

もし来年もM-1が続いていたのならファイナリストの常連組になっていたんじゃないでしょうか。

橋本のツッコミが相変わらず冴えており、審査員からも好評価。

ただやっぱり、単なる昭和の漫才じゃなくて、昭和のテイストを残しながらも新しい何かとしてプラスアルファがあるような漫才ができるようになれば、もっと上に行けるでしょうね。

baseの中でも、最も今後の伸びしろがありそうなコンビではあります。


5.ナイツ

紹介VTRで、ネタのつくりを変えたというようなことを言っていたので期待したんですが、いまいちでしたね。

確かに巧いことには巧いんですが、うますぎるんですよね。

最初のフリを後半でうまく活用するという構成は面白かったんですが、それほどウケはなかったように思います。

今年にしろ、去年にしろ、毎年面白い試みを正統派漫才の中に組み入れているナイツなんですが、結局のところ初登場時を超えることが出来ていないというのが個人的な印象です。

変化球漫才が多い今大会で、さらに前の銀シャリがドストレートの正統派漫才をやってのけたので、この変わった構成の正統派漫才でさえ、変化球ととられてしまったんじゃないでしょうか。

銀シャリの点数にあと一歩及ばなかったのも納得はいきます。

技術面では銀シャリに勝っていますが、少し勝負に出過ぎましたね……。


6.笑い飯

去年の成功に味を示して、的なネタ選択。

当然去年の鳥人のインパクトには欠けます。

しかし単なる二番煎じではなく、しっかりとしたネタとして仕上げてきているのはさすがに笑い飯、といったところですね。

サンタとミノタウルスが合わさって、サンタウロスという発想はやっぱりすごい。

もし去年鳥人じゃなくて、このサンタウロスネタを見ていたらもっと強い印象を受けていたんじゃないかと思います。

去年の鳥人ネタをベースにしているだけ合って、改善面はちゃんと改善されているし、活かすところは活かされており、総じて出来はよかったです。


7.ハライチ

全体的に空回りしていましたね。

かなり期待していたんですが……。

去年にはなかった、かぶせも多かったんですが、それがすべて空回りしていて、途中から見ていられなかったです。

去年はめちゃくちゃ笑った記憶があるんですが、今年はそんなに笑えませんでした。

最近見たハライチのネタでも、十分笑わせてもらったので、これは単にこのネタのパターンに飽きたからじゃなくて、彼らがM-1用になした試みが単にうまくいかなかったからでしょうね。

もっと伸びしろのあるネタではあると思うんですが、去年から改善、どころかむしろいじくりすぎて改悪されているんじゃないかとさえ思ってしまうネタでした。


8.ピース

これは点数が高すぎですね。

これならジャルジャルの方が上じゃないかと思うんですが、カウス師匠が95点もいれちゃったのでこんな点数になりました。

特にこれといって書くこともないような極々普通の漫才。

仮にカウス師匠がジャルジャルとピースに同じ点数、85点をつけたとしたら

ジャルジャル→606+6=612

ピース→629-10=619

と、まあ許容できるくらいの点差になるんですよね。

今回はとにかくカウス師匠が思い切った審査をした大会にはなりましたね。

個人的には、そもそもこのピースのネタは決勝に残るレベルのものでさえないとは思ったんですが。

タイムマシーン3号とか磁石とか他にも選択肢はあったろうに、なぜピース?


9.パンクブーブー

敗者復活組はパンクブーブー。

まあ予選順位で9位だったんですから、順当っちゃ順当ですよね。

でも最後の大会なんだから決勝未経験のコンビにチャンスを与えてあげてもよかったんじゃないかと思います。

どうせファイナリスト選びも、視聴率の影響を考慮して、ジャルジャルとかピースを選んだという部分も多少はあるんでしょうし、敗者復活組の選考でも、結果をそのまま反映しない優しさがあってもよかったんじゃないかとは思ってます。

パンクブーブーのネタは去年とはガラッと変わって、正統派ながらも変化球の漫才。

個人的には去年よりも数段出来がよかったんじゃないかと思いました。

笑い飯と同点でしたが、実際のところ+10くらいで考えてもいいでしょう。

笑い飯の部分ではインフレが起こったという面もあるでしょうし。

実際、点数ではパンクブーブーが1位、という審査員のほうが多かったので。

これぞ王者の貫禄、という漫才でした。

去年のノンスタではそれほども感じ無かったものが、ここにはありました。


[最終決戦]

スリムクラブはパターンこそは同じだったんですが、部分部分を変えてきていて、総じて言えば一本目よりもうけていたんじゃないかと思います。

これで思い出すのが2年前のオードリー。

敗者復活かどうかの違いこそはあれ、非常に両者のM-1での立ち位置は似ていますね。

ウケはあるが、優勝させるべきじゃない、という空気がどことなく流れているコンビ。

最終審査でも最初の二人くらいはオードリーに入れていて、本当にオードリーが優勝しちゃうんじゃないの、と一瞬思ってしまったことまで今回のスリムクラブに似ています。

カウス師匠と宮迫がスリムクラブに入れていて、もしかすると、なんて一瞬思ってしまいましたからね。

優勝はしなくとも、印象は十分に残しましたし、仕事のオファーもグッと増えるでしょう……。

彼らも優勝できるといいな、くらいの考えだったと思いますし、ある程度空気を読んでいた部分もあるんじゃないかと思います。

笑い飯はやはり一本目には劣るネタを最終決戦でぶつけてきますね。

しかし去年と違って、今年は本気で勝負に来ているな、ということを感じさせるネタでもありました。

いつも最終決戦では変化球をぶつけてきていた笑い飯がはじめて本気で勝負したということが感じられ、そういう意味ではちょっとジーンときました。

パンクブーブーは一本目とどこが違うのか全くわからない。

パターンが同じだけなら別にいいんですが、一本目のネタのワードを少しいじって、再演したかのようなネタでがっかり。

ネタ時間もちょっと短く感じられたし、そもそもやる気がないんじゃないかとさえ思いました。

M-1最後のネタがこれって、ほんとに興醒め。

まったく勝負の意識が見えない漫才で、もうM-1に対する冒涜としか思えませんでした。

こんなくそ下らないことをするコンビを敗者復活からあげるのなら、本気で決勝に何かを賭けようとしているコンビたちにチャンスを上げて欲しかった。

オンバト時代からパンクブーブーは割と好きな方だったんですが、もう今回のことばかりはほんとにがっかりですね。

もう、今後俺は漫才師として彼らを評価できないようにさえ思います。

それくらいがっかりだった一ネタ。


最終的には笑い飯の優勝で安心。

スリムクラブも準優勝という位置のほうが、もしかすると後々のためにはいいかもしれませんね。

西田の「やっとやー」という言葉が、その時点での彼らの心境をストレートに表した言葉のようで、見ているこちらもジーンと来ました。

確かにスリムクラブも面白かったんですが、やっぱりM-1ファンは笑い飯の優勝を望んでいたんじゃないかと思います。

一瞬、スリムクラブに気持ちが傾いたこともあったんですが、やっぱり笑い飯の二本目のネタに心意気を感じて、最後は笑い飯の優勝を願っていました。

ただ、スリムクラブの今後の活躍にも十分期待したいです。

ショートネタブームの終焉を感じさせるネタではありましたね……。


最後に個人的評価を。

評価は一本目のネタのみです。


1.パンクブーブー 96点

2.スリムクラブ 95点

3.笑い飯 94点

4.銀シャリ 92点

5.ナイツ 89点

6.ハライチ 88点

7.ジャルジャル 86点

8.ピース 85点

9.カナリア 84点


カナリアは点数こそは低いですが、ただただ面白かった、ということだけは付け加えておきたいです。

 

まず触れておかねばならないことが、今年でM-1が終了すること。

個人的にはかなり残念ですが、正しい判断ではないかと思います。

今年のラストイヤー組にかなりの実力者が多く、正直来年のことが心配でした。

笑い飯、ナイツ、千鳥、PGB、タイムマシーン3号あたりは全てラストイヤー組ですからね。

結成後10年までという縛りがある限り、どうしても実力者が消えて行くのは仕方のないことでしょう。

新しいプロジェクトに取り組む、とされていましたが、恐らくM-1以上のものは生み出せないでしょう。

しかし、年末を賑わせてくれるような漫才イベントを再び産み出してくれることを切に願いたいと思います。


ファイナリストは以下の8組です。


・カナリア(よしもとクリエティブエージェンシー東京)

・ジャルジャル(よしもとクリエティブエージェンシー大阪)

・スリムクラブ(よしもとクリエティブエージェンシー東京)

・銀シャリ(よしもとクリエティブエージェンシー大阪)

・ナイツ(マセキ芸能社)

・笑い飯(よしもとクリエティブエージェンシー大阪)

・ハライチ(ワタナベエンターテインメント)

・ピース(よしもとクリエティブエージェンシー東京)


正解率は5/8。

この驚きの結果からすれば、まずまずではないかと思います。

千鳥が落ちたことが、個人的にはショックで仕方ない……。

敗者復活であがってきてくれればいいものの……。

間違えても、準決勝と同じネタを敗者復活でもやらないでほしい。

あり得ないくらいにドンズベリしたらしいので。

どうせやるなら、オールザッツあたりでお願いしたい。


正直、予想もしなかったのが、カナリア、ジャルジャル、スリムクラブの三組。

カナリア、スリムクラブに至っては×印つけてましたからね。

スリムクラブはお笑いさぁ~んでコントを見たときは、結構面白かったんですが、漫才はわかんないですね。

カナリアもレカペでの印象が強く、漫才の印象は薄いです。

毎年敗者復活でやってるネタを見るくらいなんですが、まあ無難な感じの漫才をやってるな、というくらいの印象です。

ジャルジャルは、面白いのかもしれないですけど、漫才じゃないですね。

めちゃイケのレギュラー選出といい、今回のM-1といい、ジャルジャルの背後で何か力が動いているような気がしてならないんですが。

昔は好きだったんですが、最近のジャルジャルは嫌いだな……。

それでいうならば、ピースも一緒。

俺が予想にピースをいれたのは、実力があるから、というのではなく、むしろここでもピース推しが働くだろうな、という黒い動きを読み取ってのもの。

そしたら、案の定なので笑っちゃいますね。

ピースはジャルジャルに比べて、まだマトモというか、オーソドックスな漫才をしそうなんですが、まあ変な力が働かない限りはいい成績は望めないでしょうね。


パンクブーブーはやっぱり落ちました。

正直、去年優勝していなかったら、当然ファイナリストの中に入っていたと思うんですが。

M-1的には優勝したコンビの再参加も認めるが、望んではいない、という考え方なんでしょうか。

去年のノンスタの例だと、敗者復活であがってくるかもしれないんですが、最後のM-1の敗者復活でパンブーがあがってくるのは、つまんないですね。

その辺の空気は読んでいただきたい。


笑い飯、ナイツ、ハライチは予想通り。

ハライチなんて、あのスタイルのネタだと飽きられるんじゃないかと多くの人が思っていたように思うんですが、飽きられるどころか、更に洗練されて、ウケ度が増している、というのは驚きですね。

十分に優勝を狙えるでしょう。

とはいえ、ああいう変化球的なスタイルの漫才には審査員は厳しそうだな。

漫才なら何でもいいとしながらも、結局正統派が高評価を受けるという従来のM-1のスタイルには、もううんざりですね。

これも、紳助が審査委員長をやってることの弊害でしょう。

今後、M-1にかわるプロジェクトをやるならば、そこからは是非紳助を外していただきたい。

ナイツは、準決勝のウケはそこそこだったらしいんですが、何とか通りましたね。

これはもう完全に安定度のなせる業でしょう。

ただ、逆に安定しすぎていて、優勝はきついかもしれないですね。

笑い飯はもうネタを見た時点で、当確、くらいの勢いだったらしいです。

準決勝でやっていたネタも楽しみ。

恐らく、一本目は余裕でしょう。

問題は二本目。

最後だからとマジメなチョイスをするのか、それとも今までのようにやりたいことをやるのか。

今から思えば、ハッピーバースデーを歌うというあのネタなんて、ひどいといやひどいですからね、面白かったんですが。


銀シャリの選出は嬉しい。

橋本の才能を是非世間に知ってもらいたい。

正統派というか、もう昭和に戻ったような漫才をやっているコンビがある、ということを関東に知ってもらうだけでも十分に価値がある。

個人的には、ずっと銀シャリ>モンエンだったので、この結果には納得です。


というわけで、半分納得、半分納得いかん、という感じですね。


マヂカルラブリーとか、囲碁将棋とかがあがってきたらおもしろかったんでしょうが。

とにかく、ピース、ジャルジャルあたりはもううんざりですね。

結局、漫才コンテストになりきれてないんですよね、そういうところが。

結局エンターテインメント性重視、みたいなところがM-1にはある。

マヂカルラブリーがあがれなかったことは仕方がないとして、ピースとジャルジャルをあげるのなら、個人的にはラストイヤー組でかつウケもよかったタイムマシーン3号をあげてほしかった。

そして、ピース・ジャルジャルに比べて、格段にウケていた囲碁将棋。

パンブーが敢えて選ばれなかったことには納得なんですが、ジャルジャルをあげるくらいなら、パンブーをあげたほうが、漫才コンテストとしての品格も増すでしょう。


というわけで、ファイナリスト8組の実力の程度はこんな感じでしょう。

あくまでも、漫才の実力なので、芸人としての実力とはまた別物です。


笑い飯>>ナイツ>銀シャリ>ハライチ>>>カナリア>>>ピース>スリムクラブ>>>>>ジャルジャル


面白さの程度でいうと、また別の並びになるんですが、まあ下の三組は変わらないです。

最後に優勝者予想、というか順位予想を。


1.笑い飯

2.ハライチ

3.敗者復活組

4.銀シャリ

5.ナイツ

6.ピース

7.カナリア

8.スリムクラブ

9.ジャルジャル


正直言って、敗者復活組には期待してます。

このメンツなら、ウーマンラッシュアワーも半分より上くらいにはいけるでしょう。




ここから追記。

散々ジャルジャルに対して批判的なことを書いたんですが、準決勝のジャルジャルのネタについてのレポートを見ていると、何か俄然楽しみになってきて、順位予想修正しようかな、なんて悩んでます。


以下、修正版。


1.笑い飯

2.ハライチ

3.敗者復活組

4.銀シャリ

5.ナイツ

6.カナリア

7.ジャルジャル

8.ピース

9.スリムクラブ


こんな感じでしょうか。

実質、5位までは変わってないです。


今年から準決勝のシステムが変わり、その場でファイナリスト発表というスタイルになりました。

そのため、準決勝の模様を参考に予想できないのは残念。

しかしその場のウケが結果に反映されやすくなる、という点では例年にも増してこちら側の納得のいく結果となる可能性もあるわけです。


去年の予想結果を見てみると、6/8となかなかの的中率でした。

しかも、NON STYLEも予想の中に入れていたので、結果的には7/9ですね。

今年はどうなるんでしょう。

個人的には、半分は有力者、半分はどこがくるか全く分からない、といった感じなんですが。


まず、準決勝進出者です。

コンビ名横の記号は、


◎→確実

○→有力

△→微妙

×→まずない

◇→大穴


という風になっています。


×アーリアン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
◇マヂカルラブリー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
◇ウーマンラッシュアワー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
○ピース(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
×笑撃戦隊(ワタナベエンターテインメント)
◇囲碁将棋(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
×カナリア(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
○銀シャリ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
△磁石(ホリプロコム)
△ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
×スリムクラブ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
○タイムマシーン3号(アップフロントエージェンシー)
◇チーモンチョーチュウ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
◎千鳥(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
○東京ダイナマイト(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
◎ナイツ(マセキ芸能社)
◎ハライチ(ワタナベエンターテインメント)
○パンクブーブー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
×プリマ旦那(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
○POISON GIRL BAND(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
○モンスターエンジン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
×ゆったり感(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
×我が家(ワタナベエンターテインメント)
◎笑い飯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)


大穴とした4組について、


マヂカルラブリー……個性派だし面白いが、あまりにも個性が強すぎるので。ただウケた時の勢いはすごい。

ウーマンラッシュアワー……紳助推しというのが、どういう風に作用するのか。個人的には時期尚早な感が否めないが。

囲碁将棋……知名度も華も全然ないが、地味に面白いので。マトモな漫才をすると見せかけて、結構無茶苦茶なことやってるのが好き。

チーモンチョーチュウ……結構評判なコンビだが、あの三文字遊びのネタでは決勝は無理でしょう。ただ何かをもってそうなので。


とりあえず、8組中◎の4組は決定。

東京・大阪の比率もある程度考慮に入れなければならないわけで、また東高西低という最近の傾向も考えてみると……。


まず、


ピース……キングオブコントの勢いと、以前から続く(最近は少しおとなしくなったが)ピース推しの影響がここにも現れそう。

POISON GIRL BAND……ラストイヤーだし、実力はあるし、最後くらいお願いします。長尺でみたら、間違いなく面白いんだけど、M-1のネタ時間にはあわないなあ。


そもそも4分そこらのネタを漫才としてしまうこと自体、漫才コンテストとしての危険性はあると思うんですけどね。

本来、漫才なんて10分超えが当たり前ですから。

これは愚痴です。


パンクブーブーですが、これは去年のノンスタの例からいくと、敗者復活にまわると思うんですよね。

優勝したコンビの再挑戦という例は過去に、フットとノンスタの二例があるんですが、


フット>>>>>>ノンスタ>>パンクブーブー


という図式から考えると、やっぱりすんなりもう一回決勝に残っちゃったフットは、凄まじい例外でしょう。

というわけで、残りの二組は正直、全然自信ないんですが、


銀シャリ……正統派漫才。実力もある。ただ、爆発力がないのが心配。

タイムマシーン3号……過去に一度ファイナリストになったことがあるんですが、その頃と比べると、格段に力を上げているので。


【最終予想】

1.笑い飯

2.ナイツ

3.ハライチ

4.千鳥

5.ピース

6.POISON GIRL BAND

7.銀シャリ

8.タイムマシーン3号


確実だと思う順に並べてみました。

東京5大阪3で、まあこんなもんでしょう。

銀シャリのかわりに、モンエンの三年連続があるかもなあ……と思ってみたりもするんですが。