江戸しぐさの、おあいそ目つきと言う言葉を聞いたことはありますでしょうか?



せっかくお客様が来られたのに、お客様が求めるものが無かったり品切れになっていたときに、どのような対応をしますか?


すみません、切らしておりますと誤ると思います。


人によっては、切れていますなどと事務的に言われて、カッチ!と来る事もありますよね。


例え事務的でも、頭を下げたりしますけど、人は敏感なので態度で感じてしまいます。



昔は、お客様がお求めになる商品がなかったら「おあいにくさま」と言いました。


「おあいにくさま、只今切らしております。すぐに取り寄せます」などと言葉を続けたそうです。


ただ、この「おあいにさまの」だけだと事務的になりますので、言葉だけでなく態度でも現そうとしました。


すまなそうに目を伏せ、まばたきをして申し訳なさそうを表現しました。


これを見てお客様は納得して、また来ようと思ったといわれます。


これを、「おあいそ目つき」と呼びました。



これは私の個人的見解ですけど、昔は今のようにどこへ行っても買える時代では無かったはずです。


そのお店に行かないと買えなかったのだと思います。


場合によっては、遠方からわざわざそのお店に買いに行ったのではないでしょうか。


お店側もそれを解っています。


だから、わざわざ来られたお客様を大切にします。


買いに来られたのに商品が無いとは、お店側の責任である。


お客様への失礼である。


お客様に失礼するということは、武士であれば切腹に値することではなかったのではないでしょうか。


だから商売に真剣になる。


真剣になれば自然に態度に出たということだと思います。




どうせ教えるなら、ここまで指導できるようになりたいですね。