先日、サービスとサービス業 という記事を書きました。
サービスを語るときには必ずホスピタリティという概念が出できます。
ホスピタリティの語源は、ラテン語のHospics(客人等の保護)です。
それが英語のHospital(病院)Hospice(ホスピス)と色々な言葉に発展しました。
サービスとはお客様を満足させることです。
満足してもらうことを有形・無形の型で提供することで報酬を得ます。
「ホスピタリティ」とは、「思いやり」「心からのおもてなし」「喜びを与えること」に重きをおいている点が大きくサービスと違います。
ホスピタリティにおいて重視されるのは、人間性や信条、個性、感性などであり、報酬を求めての行動ではありません。
だからホスピタリティ業というのは存在しません。
サービスの前提になるものです。
ここ数年、ホスピタリティを謡う企業が増えています。
弊社は「ホスピタリティな会社です」とか、「ホスピタリティでお客様をお迎えします」とかを前面に出しています。
これって粋じゃないですよね。
ホスピタリティとは一言で言えば心からのおもてなしです。
これって日本の老舗は普通にやっていますよね。
だから何百年も続いて老舗といわれるわけですから。
日本は大昔から仏教や儒教の教えで、この気持ちを自然に教わっていました。
論語などで教えられ、躾もこれが基本になっていたはずです。
だから、普通にやっている所は、いちいち謡う必要はないはずです。
逆に、それを謡うのは恥ずかしいことですよね。
普通に出来ていないよ、ということを宣言しているわけですから。
ホスピタリティの気持ちは大切です。
これをどんどん啓蒙して、みんながこの気持ちになることは大切です。
でも日本ではこれが普通だったと思います。
ホスピタリティと言う言葉が輸入されて、ホスピタリティが商売の道具になっているということは、日本の本来の心がなくなっているから成り立つわけですよね。
過去に日本が何度も立ち直り、成長を続けられたのも、おもてなしという概念が根付いていたからではないでしょうか。
助け合い、協力し合い、奉仕するということが日本の成長力の源で、だから世界の先進国になれたのだと思います。
この成長は世界に類を見ない成功事例だったはずです。
この文化をホスピタリティという横文字でなく、逆に外国へ教えるぐらいの気持ちになれば日本も元気になるのかなと思います。
ホスピタリティという言葉がこれだけ前面に出で来るということは、それだけ出来ていないという証拠ですよね。
これが普通になる、つまりは元に戻るといいですね。
ここでも、原点回帰だ!