人は思い描いたことを何らかの形で未来に実現しています。
未来の現実は、私達の思いから生まれます。
「こんなものが欲しい、あったらいいのに」という思いが、形をとって現実化したものです
テレビもエアコンも自動車も、最初には人の心に芽生えたイメージでした。
心に思い描いたものを実現する、あるいは実現してしまうのが人間と言う生き物です。
心は否定形を理解しません
よく野球で、「このピッチャーの高めは打たないぞ」と思うほど、意識が高めにいき、そこへボールが来るとつい手が出でしまいます。
頭で考えることと、心が思い描くことは違います。
「高めのボールは打つな」も「高のボールをねらえ」も同じ効果をもたらします。
したがって、高めのボールを空振りしないためには「高目を打たない」でなく「低めを打とう」と思うことです。
しかし、私たちが何かを願うときは、否定を含んだ願望になります
「病気になりたくない」
「上司や先生に叱られたくない」
「失敗はイヤだ」
「あの人に嫌われたくない」
だから「否定形で思い描くのはやめよう」と早速ネガティブな願望を抱きます(笑)
これは未来に対する恐れや不安、心配が私たちをそうさせます。
未来を思い描くとき、脳が参考にするのは過去のデータです。
過去のデータにはこれまでのつらい体験や失敗が書き込まれているので、無意識のうちに記憶が蘇り、あんな経験はしたくない、イヤだという思いが先にたちます。
だから「~したくない」「~はイヤだ」という形で未来を思い描かせるのです。
このとき見ているのは未来でなく過去の痛みや辛さです。
「~したくない」「~はイヤだ」という意識が強くなるため、逆に「~」を実現しようとしてしまいます。
同じ失敗、同じ過ちを自分のパターンのように何度も繰り返す理由はここにあります。
では皆さんが未来に望むものは何でしょうか?
結婚すること
仕事で昇進すること
一戸立ての家を持つこと
高級車を手に入れること・・・
色々あると思います。
しかし、本当に手に入れたいのはそれらが手に入ったときの喜びや楽しみのはずです。
なんで結婚するのでしょう、なんで昇進したいのでしょう、何で家を欲しいのでしょうか・・・
結婚や昇進はあくまでシンボルです。
したがって、シンボルだけを考えていると手に入ったときには目標を失い、すぐ離婚したり、住宅ローンに苦しみ家族がバラバラになったりします。
思い描いた未来をありありと体験することが夢の実現です。
喜びや楽しさ、安らぎ、愛情を思い描くと、自信や勇気が沸いてきます。
そうすると過去にとらわれていた「~したくない」「~イヤだ」の原因の辛い体験よりも「~したい」「~しよう」の気持ちが強くなります。
夢を目指すのでなく、実現できる夢の方へ現実を引き寄せることができます。