昨日の10月10日は10(転:テン)10(倒:トウ)=転倒予防の日です

高齢者になると、なんでもないものにつまずいて転ぶという転倒事故が多くなります。

転ぶと骨折したり、要介護状態になる場合もあります。

特に転んで寝たきりにでもなるようだと、本人だけでなく家族も辛くなりますので、転ばないように普段から家族で気を使うようにして欲しいと願います。



10/1の記事「高齢者のけが」もご参照願います

http://ameblo.jp/win41/entry-10146128365.html





転ばぬ先のからだづくり

転ばないためには体作りが大切です。

足腰の筋肉が衰えると転びやすくなり、骨がもろくなると骨折しやすくなります。

からだづくりのポイントは毎日の積み重ねです。


◆日光に当たりこまめに動いたり、歩いたり、意識してからだを使い、運動能力を高めましょう。

ただし無理は禁物。

事前にからだをあたためることも動きやすさに役立ちます


◆骨を丈夫にするカルシウムを十分に取りましょう。

干しシイタケやサンマなどに豊富なビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。

また、ビタミンDについては、転倒予防効果を明らかにする研究が進められています。


◆骨の状態は、症状として感じることができません。

骨量測定でチェックすることや、かかりつけの医者に相談することも大事です。



転ばぬ先の環境づくり

転倒の多くは安心していられるはずの家の中や近所で起こっています。

周囲を見回して、転びやすい場所をしっかりチェックしましょう。


◆滑りやすい新聞やチラシが床に散乱していませんか?

◆つまづきやすいコード類やカーペット、段差はありませんか?

◆脱げやすいスリッパや、足裏の感覚が鈍る厚手の靴下をはいていませんか?

◆近所の歩道や商店街、ビルなどに滑りやすいところはありませんか?


転倒予防はまずご自宅の整理整頓から。

つまずきやすい段差に目印をつけるなど、工夫してみましょう



転ばぬ先に上手に利用

「転ばぬ先の杖」といわれるように、転倒予防に役立つグッズはいろいろあります。

毎日を無理なく楽しく過ごすためにも「転ばぬ先の知恵」を適材適所で使いましょう


◆携帯に便利でおしゃれな杖や歩きやすい靴など、からだを動かしやすくする補助具は積極的に利用しましょう

◆足腰が弱った方には着脱しやすい下着、おむつや頭を保護する帽子等を選ぶなど、身につけるものを工夫しましょう




転倒事故を未然に防ぐための知恵を転倒予防医学研究会の武藤芳照教授が伝授しています


①歳々年々人同じからず

どんな人間も老いるものです。

「自分の姿形が年を取るにつれて変わっていると自覚することです。とにかく、衰えを認識することが大切」


②転倒は結果である

「転ぶのは加齢や病気で体が弱ったり、運動不足など内なるひずみの結果として起こります」

そのため一度転んだ経験があると、再び転倒しやすいといいます。

肝心なことは、転んだ原因は何かを振り返ることです。

「健康チェックを受けて体調が悪かった要因を探って認識する。その上で、生活習慣を改めましょう」


③片足立ちを意識する

実は転倒しないためには片足立ちがポイントです

「歩くとき、履物を履きかえるときなど、人間は片足立ちが行動の基本になっています。片足立ちと両足立ちの比率は4対1なんです」

しっかり片足立ちすることが転倒予防になります


④転ばぬ先の杖

杖の使い方は「実は約半数の人が間違っているんです。弱った足の反対側につくのか正しい方法。早い時期からつえを持てばきれいに使えるようになります」


⑤無理なく楽しく30年

運動やエクササイズなどで体を動かすことはいいことですか無理は禁物です

「笑顔で楽しく続けられることをやりましょう。ソーシャルダンスでも阿波踊りでもいいから、マイプログラムを作りましょう、それを続けた結果として、脚力がつきます」


⑥命の水を大切に

意外なことですか、水分の補給が転倒予防につながります。

「水分をセーブすると、脳梗塞など体の不調につながります。腎臓や心臓の病気で水分を制限されていなければ、普段からこまめに水を飲みましょう。夜中にトイレに行った時、それぞれコップ1杯ずつの水です」

トイレが近くなるから水を飲まないというのは間違いです


⑦転んでも起きればいいや

転倒による精神的ショックは大きい。しかし、「転んでしまったというだけで落ち込んで外に出たくなくなり、寝たきりになるケースがありますが前向きになりましょう」