どうすれば、少しでも人から悪く言われないですむか?
それは自分の性格傾向を知り、相手の心理状態を感知し、なるべくセルフコントロールを心がけることです。
釈迦は熱い火箸を弟子に握ってみよ指示しました。
弟子はおそるおそる握りました。
そこで釈迦はこうコメントしました。
「君はこの火箸が熱いことを知っていたから慎重に行動した。それゆえに火傷しないですんだのだ」
すなわち大事なことは意識性です。
たとえば自分は年長者と喧嘩する傾向があると気づいていれば、年長者と会話するときに慎重にものを言うからトラブルを回避できます。
気づかないと無意識のうちに自分の内なるコンプレックスにふりまわされるから、あとで後悔します。
どうすれば自分のくせ(傾向)に気づけるのでしょうか?
それは自分がいやな思い、情けない思い、怒り、屈辱感を味わうことです。
「なぜ自分だけ馬鹿にされたのか」
「なぜ私だけ会に招いてもらえないのか」
「なぜ私はふられたのか」
と考えることです。
自己理解のためにさまざまな状況に身をおき、さまざまな人と接し、苦手な仕事でも引き受け、フラストレーションの体験をしてみることです。
このなぜを考えていけば、どういうときにこう感じるかがわかります。
ただし、あいつが悪い、あいつのせいで出来なかったと人のせいにしていたら自分のことは理解できません。
なぜこう感じたかを素直に思ってください。
相手を知るためには、人の気持ちや状況を考えることです。
お人よしの人(好人物)は、自分が嬉しいから人も嬉しいはずだ、自分がイヤだから人もイヤなはずだと早合点しかちです。
つまり鈍感なのです。
したがって人からなぜ自分は軽くあしらわれているか、なぜ人の負担になっているかに気づかないでいます。
人がどう思ってるかに気づくには、正直にものを言ってくれる人をもつことです。
「君の話は長いね」
「君は自分のことしか話さないね」
と正直に自分をオープンにしてくれる人をもつことです。
そのためには人に教えを乞う姿勢を示すことです。
他に人の心をわかるようになる方法として、絶えず自分の心をみつめることです。
「自分は今この宴会を楽しんでいるか、人はどうだろうか。お開きになるのを待っているのではないか」
と、仲間を観察してみることです。
それでわからないときは「どうでしょう」と聞いてみましょう。
自分の癖を知っていれば相手にどういう行動をしてるかがわかります。
そしてこういう行動をすると相手はどう思うかを常に考えていれば、悪く言われることは少なくなるでしょう。