ストレスというのは物理学の用語で「歪み」を広く意味する。ストレッサー(刺激)を受けたときに生じる体やこころのゆがみのことです。
ストレッサーの刺激が強かったり、長く続いたりすることに心身が耐えられなくなって異常を生じた結果がストレス病です。
ストレスの原因
精神的な要因 |
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| ・自分の能力に対する不安 ・職場や家庭の人間関係 ・自分の将来に対する不安 ・長時間の緊張 |
・過度な睡眠不足 ・身体の痛みや発熱 ・病気や怪我 ・慢性疲労 |
・不快な騒音 ・温度の変化 ・気象の変化 ・排気など空気汚染 |
ストレスがかかりやすいタイプ
◎真面目几帳面
ストレスに陥りやすいタイプのなかで一番多い。
完全主義者が多く、適当に妥協することができず、責任感も強いので、何もかも自分で背負い込んでしまう。
いつも精神的緊張感があり、少しでもうまくいかないと、落ち込んでストレス状態に。
◎内向的消極的
誘われたときに「no」と言えない人は、言えない自分を反省してストレスに悩まされてしまう。
内面的でおとなしい人がこのタイプ。いつもこの調子でいると、自己嫌悪の気持ちがたまっていき、ストレスヘと進んでいく。
◎頑固厳格
頭ごなしに決めつけたり、威圧的な態度をとる人は、ストレスをためやすいタイプ。がんこなゆえに他人のミスが許せず、誰かが失敗するとすぐカッカしてしまう。
この怒りがストレッサーとなり、ストレスに陥ってしまう。
◎とりこし苦労
とりこし苦労ばかりしている人は「うまくいくかな、大丈夫かな」といつも不安な状態なので、心がやすまるひまがない。
不安はストレス状態を引き起こす要因になるので、このタイプはいつも不安というストレッサーに怯えている。
ストレスの経過には3つの段階があります。
①警告期
受動的反応期。「疲れたな」「体調が悪いな」というような危険信号が体から発せられている。
・血圧が上がったり下がったりしてみたりみなかったりする。
・イライラしたり、異様に肩こりしたりする
・トラブルやミスが多くなる
②抵抗期
ストレスに対して反発・抵抗する時期。疲労感が興奮に変わったり、逆に脱力感に陥る。
・血圧の変調が本格化し、血糖も増える
・胃や心臓に異常が現れる
・仕事を抱え込んだり、かえって仕事を休まなくなる
③疲弊期
疲れきり、本当の病気に移行する時期。自分の力ではどうにもならなくなる。
・集中力がなくなり、もの忘れがひどくなる。
・やる気が起きなくなる
・ストレス性潰瘍などの心身症になったり鬱病になりする。
ストレス解消法
運動型
身体的活動を十分行う。ストレスによって過剰に分泌された交感神経系ホルモンを筋肉活動で消費するという。
基本的にはなるべく全身運動で、軽く汗をかく程度の有酸素運動がすすめられる。
休息型
休養をとる。リラックスする。眠るといったような情動を沈静化し心身の疲れを癒そうとする方法。
例えば:ゆっくり風呂に入る、好きな音楽を聴く、自然の中でくつろぐなど。
また、自律訓練法、ヨーガ、気功、禅、瞑想法などがある。
転換型
不快な気分を転換する方法で、旅行する、部屋の模様変えをする、カラオケで歌うなどがある。
親交型
家族の団欒、友人と食事やスポーツをする、お茶を飲む、お酒を飲むなどいろいろな交流の仕方がある。
娯楽型
快楽を追及することによる解消の仕方で、酒を飲む、おいしいものをお腹いっぱい食べるなど。
ここで注意すべきは、これらの方法は多くは一時的な効果しかなく、繰り返していくとだんだんエスカレートすること。
創作型
これは、絵を画く、音楽を演奏する、庭いじりをする、料理をつくる、日曜大工をするなどなにかを作りだすという方法で、気分をリフレッシュするにはよい方法である。
気が頭に昇り、怒りっぽくなったり、イライラする症状に効くツボ。
【百会】(ひゃくえ):頭のてっぺん、左右の耳の先端を結んだ線と眉間を後ろに下がった線が交差するところ。
手技:両手のさし指で頭の中心に向け押す。15回ぐらいじっくりと押して離す。
【内関】(ないかん)
場所:手のひら側の手首のしわの中央から肘に向かって指幅三本分のところ。
【労宮】(ろうきゅう)
場所:手のひらのほぼ中央にあるくぼみにある。
手技:親指やボールペンでツボのことろに20回くらいゆっくり押し揉む。指で強めに押しましょう
【太衝】(たいしょう)
場所:足の甲で、足指の第一の骨と第二の骨の 交わるところの前の窪みにあるところ。
手技:爪楊枝を10~15本、ゴムバンドで束ねる、あるいは指圧をしてみましょう。気持ちがイライラするような場合はやや強めの刺激が効果的。
【梁門】(りょうもん)
場所:上腹部にあります。みずおちと臍の中間点(中かん穴)から外側指3本目のところにある。
【期門】(きもん)
場所:両乳首の真下へ下がった線と肋骨の下(第九肋骨)が 交わるところにある。
手技:
温灸やタバコの火をツボに近づけたり遠ざけたり するなどの温かい刺激も効果がある。また、両手の指の腹で梁門や期門を押したり揉んだりして刺激しましょう。

