新企画「ことばの語源」シリーズ


言葉の意味を調べていたら面白かったので、随時掲載していきたいと思います。

知りたい言葉の語源があればコメントやメッセージ頂ければ次回に掲載したいと思います。



ろくでなし
「ろく」は「陸」と書き、大工道具で水平を測る器具のことで、陸地のように平らである、という意味。

そこから「物の状態が正しい」「完全だ」「まじめだ」などを意味するようになった。

その否定語が「ろくでなし」で平らでないこと、曲がった者、役に立たない者、のらくら者の意味になった。
「ろく」はその他「ろくに・・・・ない」のように打ち消しの意味でも使われている。


わりかん
「割前勘定」が略されたもので、各自が平等に勘定を払うこと。
江戸時代。戯作者(げきさくしゃ)の三東京伝が、勘定の支払いを必ず頭割りにしたので、それを「京伝勘定」といった。
また、戦争中は、軍隊でよく使われた方法なので「兵隊勘定」ともいった。
近頃では、「わりかん」は各自がそれぞれ自分の飲食した分について払うこと、とする若い人が多い。



やじ馬
「おやじ馬」が略されたもので、おやじ馬、つまり老馬は常に若い馬に後について歩いた。そこから人間の場合にも、人の後について、面白半分で騒ぎ立てる人のことをいうようになった



孫の手
中国の伝説に出てくる「麻姑の手」(まこのて)からきたことばで、木の端を手の指の形に彫った背中をかく道具のこと。
漢の時代、麻姑(まこ)という名前の仙女がいた。
彼女の爪は長く、それでかゆい所をかいてもらうと、良い気持ちになった。

そこからかゆい所をかく棒のことを「麻姑の手」と言った。
日本では、形が孫の手のように可愛らしい事から、「まご」と濁り、「孫の手」と書くようになった。



べらぼう
人名からきたという説と竹の「へら」からきたという説がある。
まぬけ、のろま、愚か者など、人をののしることば。
人名説では、江戸時代の寛文年間に、大坂の見世物小屋に出ていた人物の名前からきたという。
この人物は「可坊」(べらぼう)「便乱坊」(べらぼう)と呼ばれ、全身が真っ黒で、頭がとがり、目は赤く、あごは猿に似ていた。
そこから醜い人を「べらぼう」というようになり、さらに人をののしる時に使うようになった。
「へら」説では、米をつぶす竹製のへらを「箆棒」(べらぼう)とよび、そこから、飯を食べるだけで何の役にも立たない人(ごくつぶし)のことを「べらぼう」といった